暑い。猛暑が続きます。汗かきのワタシにとって、しんどくてたまらん季節です。体を動かすのは好きなので、そうして汗をかくのは苦にならないのですが、今の時期はただ外で歩くだけでとんでもないことになってしまうので、ヘロヘロになります。
50歳を過ぎても、汗をかく量は一向に減る気配がありません。それどころか、20代、30代の若いころより増えているような気さえしてきます。まあ昔は今ほど暑くなかったですからね。日本列島がこんなにも暑くなってきたのは、ここ20年ぐらいではないでしょうか。
思えば、物心ついたときから、ワタシは人一倍、いや5倍ぐらい汗かきでした。かといって、決して太っていたわけではなく、標準体型でありながら、です。それは中学生、高校生になっても変わらず、“クラスNo.1の汗かき”の座は不動のものでした。当時の実家にはエアコンがなく、扇風機だけで乗り切っていたのが今となっては信じられませんね。その後上京し、大学生、社会人となってからも、汗の量が減ることはありませんでした。
そんなわけで、この時期は出勤するだけですさまじい量の汗をかきます。職場は特にネクタイやスーツ着用の義務がないので、出勤時、上はTシャツです。首にはタオルを巻きます。そうしないと、Tシャツに汗が染みてきて、はた目にはよだれかけをしているように見えてしまうので、タオルは必須です。ついでに言うと、扇子も必ずバッグの中に入れています。こちらも必需品です。
職場に着くころには汗だくで、髪の毛はハリネズミのようになります。タオルを首に巻く習慣がなかったときは、同僚から「ジムに行ってきたんですか?」と真顔で聞かれたことが何度もありました。冷房はなるべく低い温度設定にしたいところですが、職場には女性も多く、寒がる人もいるので、ワタシの判断だけでそうするわけにはいきません。なんとか耐えます。そのうち、徐々に汗は引っ込んでくるので、上だけ着替えます。
もしかしたら自分は“多汗症”や“精神性発汗”なのか、と疑ったこともあります。でも、ここまで尋常じゃない汗をかくのは夏の間だけなので、普通の人よりも新陳代謝がよすぎるだけ、と決めつけ、今まで病院で診てもらったことはありません。
以前、知り合いが言っていたのですが、テレビ東京伝説の番組「TVチャンピオン」では、1990年台前半になんと「汗かき王決定戦」を実施したようです。さすがに見ていないので、内容や構成はわかりません。ゴールデンタイムで、どんな汗かきが出てきたんですかね。もし、自分が出ていたら、恐らく優勝できたのでは、と思ってしまいます。といっても、いま「汗かき王」をやることになり、ワタシに出演のオファーが来たとしても、出る!と即答するかどうか。家族が反対するでしょうし、恐らく出演することはない、と言っておきます。
汗を有効利用することができたら、ワタシは大金持ちなんですけどねえ。