前日に続いて日本プロ野球ネタです。巨人の山口俊が7月27日、東京ドームでの中日戦でノーヒットノーランを達成しました。6回までは与四死球もゼロで失策もなく、完全試合ペース。7回表、先頭の大島洋平に四球を与え、1994年槙原寛己(巨人)以来となる完全試合の夢は消えたものの、その後は出塁を許さず、2014年5月2日、当時西武の岸孝之(現楽天)以来、史上79人目(通算90度目)の快挙となりました。
これで巨人は連敗が6でストップ。7連勝→7連敗となるのを阻止しました。これをきっかけに巨人がまた連勝街道に突入したら、データ好きとしては面白いんですけど、どうなるでしょうか。
東京ドームでのノーヒットノーランは7回目です。
年・月・日 投手(チーム) スコア 相手
1990年4月25日 柴田保光(日本ハム) 3-0 近鉄
1995年7月5日 西崎幸広(日本ハム) 1-0 西武
1995年9月9日 テリー・ブロス(ヤクルト)4-0 巨人
1996年8月11日 野口茂樹(中日) 5-0 巨人
2002年8月1日 川上憲伸(中日) 6-0 巨人
2012年5月30日 杉内俊哉(巨人) 2-0 楽天
2018年7月27日 山口 俊(巨人) 5-0 中日
特記事項は、
★与四球が6だった1996年の野口を除く6人は、全員が与四死球が1個ずつ(ブロスのみ与死球、柴田、西崎、川上、杉内、山口は与四球)、つまり許した走者は1人だけの準完全試合
★7試合中、巨人×中日だけで3試合
★巨人の投手で達成した杉内、今回の山口の2人は、ともにFAでの移籍組で、達成時の年齢が31歳
てなところです。
観衆は、4万4542人と発表されていました。その全員がゲームセットまでいたとは思えませんが、いいものを見ましたね。今後、「山口のノーヒットノーランを現場で見た」と言い続けることができるのはうらやましいです。