散髪は年1回。

雑記です。

今度はボクシング界?

 8月に突入しました。暑さは相変わらずです。酷暑はしばらく続くと思われます。なんとか乗り切っていきましょう。

 新しい月に入って最初のテーマにふさわしいとは思えませんが、アマチュアボクシング界がきな臭くなっています。日本ボクシング連盟の山根明会長による不正、パワハラ、独裁ぶりが大きく取り上げられるようになってきました。

 相撲、レスリング、日大アメフトに続くスポーツ界の醜聞。記事を読む限りでは、もうどうしようもないです。

 ある一人の選手に〈交付した助成金240万円が、日本ボクシング連盟の指示で3等分されて別の2選手に80万円ずつ渡されていたことが28日、関係者の話で分かった。(略)関係者によると(略)日本連盟の山根明会長から「3人で分けるように」と指示され「おかしいと思ったが断れなかった」と話している〉(日刊スポーツ、7月29日付)

 ひどいのはこのあとです。助成金の目的外使用の指摘が連盟側に寄せられると、連盟の幹部たちは選手との面談時に〈「会長の命令っていうとおかしくなっちゃうから」「あなた(選手)が(自分の意志で)分けてやったと言ってくれるとうれしい」〉(同)と、選手自らが助成金を分配したことにするよう促す発言があったというのです。

 少し前に流行った言葉で言うと、“忖度バカ”は相変わらずいるんですね。しかも彼らは、嫌々でなく、自ら率先してやっていると聞きます。

 ほかにも、山根会長には、試合の判定への不当な操作、関係者へのパワハラ不正経理、試合用グローブを自分の息がかかった特定の業者から独占販売させるなどの疑惑が次から次に出てきています。ある意味気持ちのいい“独裁者”ぶりです。こんな人をいつまでものさばらせていてはダメでしょう。WBA世界ミドル級現役王者の村田諒太も、フェイスブックで「潔く辞めましょう」と痛烈に批判したようです。

 こうした問題について、都道府県連盟の会長や理事長、歴代五輪代表選手ら関係者たちは、日本オリンピック委員会(JOC)や文部科学省スポーツ庁などに告発状を送りました。これでまたワイドショーの格好のネタになるのは確実。ボクシング連盟は反論声明を出しましたが、ボクシング界全体のイメージダウンは必至です。ボクシングのファンとしては残念でなりません。

 このあと、どんな展開になっていくのか。事態を見守ることにしましょう。

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7月31日付の日刊スポーツは格闘技面でなく、社会面でこの件を取り上げていました。やはり、“事件”なのでしょうね。