いよいよ、第100回となる全校高校野球選手権大会が甲子園で開幕します。記録的な酷暑で、いろいろと心配されていますが、始まります。第100回の記念大会ということで、主催の朝日新聞社も、系列のテレビ朝日&朝日放送も、気合が入ってますね。紙面&編成に割く割合はかなりのものです。ワタシも、なんやかや言いつつ、読んで、見てしまいます。
今大会、データ好きには見どころ満載です。
まずは大阪桐蔭の、史上初となる2回目の春夏連覇なるか。初戦の相手は、2年前の優勝校で、1962年に史上初めて春夏連覇を達成した栃木の作新学院。こんな組み合わせになるですねえ。大阪桐蔭は1988年の創部で、1991年春と夏に甲子園初出場を果たし、同年夏に初優勝。以降、今春まで甲子園で7回の優勝(春3回、夏4回)と、驚異的な“優勝率”を誇ります。さらに、甲子園初戦の成績は、春夏通算18勝1敗、2004年春からは16連勝中と圧倒的です。8年連続14回目の出場となる作新学院との初戦は、大会2日目(8月6日)第2試合、午前10時半のプレイボールです。
続いて、前回、埼玉県勢として夏の甲子園初優勝を果たした花咲徳栄は、史上7校目の連覇なるか。過去の6校のうち、5校は初優勝から連覇を達成しているので期待がかかります。
今大会に出場する56代表校のうち、地方大会全試合を無失点で終えたのは石川の星稜だけです。このまま無失点で甲子園制覇を果たすことができるかも気になります。もしそうなったら、空前絶後の記録でしょう。その星稜は、開幕戦に登場。OBの“ゴジラ”こと松井秀喜が始球式に登場する開幕戦を引き当てるとは、何か見えない力が働いたとしか思えませんね。
前回、花咲徳栄が埼玉県勢として初優勝したことで、夏の大会で優勝経験があるのは28都道府県となりました。優勝経験がないのは、青森、岩手、秋田、宮城、山形、福島、山梨、新潟、富山、福井、石川、滋賀、岡山、鳥取、島根、長崎、宮崎、熊本、鹿児島の19県です。ワタシの出身県もこの中にあります。今大会、初優勝県が出るかも注目のひとつです。
楽しみ方は人それぞれ。それと、興味のない人に話題をふるのは、やめましょう。