散髪は年1回。

雑記です。

大阪桐蔭、圧勝で2度目の春夏連覇。

 ある意味、予想どおりでした。平成最後、第100回全国高校野球選手権記念大会の決勝は、大阪桐蔭が13-2で金足農に圧勝。史上初となる2度目の春夏連覇を達成しました。これで春夏合わせて通算8度目の全国制覇。決勝では8度戦って負け知らずと抜群の勝負強さを誇ります。

 今日(8/21)の決勝は、ほとんどの人が金足農を応援する図式でしたね。その盛り上がりは異常なぐらいでした。でも、金足農が勝つ可能性は限りなく低かったと思います。

 準決勝まですべて完投してきた金足農のエース・吉田輝星が消耗しているのは明らかでした。1回裏にワイルドピッチで先制点を許すと、その回3失点。初回で勝負あり、でしたね。結局吉田は5回12失点、132球で、今夏初の途中降板。今大会6試合の全投球数は881球、秋田大会5試合の636球と合わせるとこの夏、1ヶ月強で1517球も投げたことになります。どう考えても投げすぎです。酷使以外の何物でもありません。これを“一人で投げぬいてきた底知れぬスタミナ”、“熱投、力尽く”などともてはやし、美談にするのは間違ってますよ。

 もう今は、一人の投手だけで戦うという時代ではありません。その意味では今回、3人のエース級をそろえた大阪桐蔭は、勝つべくして勝ったとも言えます。トーナメントの勝ち方を知ってる感じですね。

 

 それにしても、吉田の今後が心配です。吉田は9月3~9日に宮崎で行われるU-18アジア野球選手権大会の日本代表にも選ばれ、さらに9月30日から福井県で行われる国体にも出場するとあって、しばらくは“吉田フィーバー”が続くと思われますが、もう無理はさせないでほしい。平成最後の大会で、今回の吉田のような投手起用も最後になることを願います。

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東北勢として夏の選手権決勝に進出したのは、今回の金足農が9校目でしたが、またしても初優勝はなりませんでした。最近8年間で東北勢の決勝進出は延べ4校(2011、12年光星学院/青森、2015年仙台育英/宮城、2018年金足農/秋田)もあるのに、悲願達成は近いようで遠いですね。