散髪は年1回。

雑記です。

3横綱が初日から4連勝は29年ぶり!

 大相撲九月場所4日目、鶴竜白鵬稀勢の里の3横綱がそろって初日から4連勝を飾りました。8場所連続休場からの復活を目指す稀勢の里も、流血しながら西前頭筆頭の魁聖を寄り切り。なんとか無敗を続けています。

 今朝(9/12)のスポーツ紙に、3横綱が初日から3連勝したのは2014(平成26)年九月場所の白鵬鶴竜日馬富士以来4年ぶり、と出ていましたが、初日から3横綱の4連勝は、1989(平成元)年3月場所以来、29年ぶりになるようです。

 そこで、調べてみました。1989年3月場所の横綱は、北勝海千代の富士大乃国の3人。3人の星取表は次のとおりです。

北勝海   ○○○○○○○○○○○●●●● 11勝4敗
千代の富士 ○○○○○○○○○○○○○○■ 14勝1敗(■は不戦敗)
大乃国   ○○○○○○○○○○○●●●○ 12勝3敗

 驚くことに、3横綱がそろって初日から11連勝していました。もうこの記録は破られないんじゃないですかね。さらに、1989年3月場所は大関陣も元気で、

旭富士   ○○○○○○○○●●○○○○□ 13勝2敗(□は不戦勝)
北天佑   ○○○○○○○○○○●●○○● 12勝3敗
小錦    ○○○○○○○○●●●○●●○ 10勝5敗

 と、途中休場した朝潮を除く3人が、初日から8連勝(北天佑は10連勝)していました。

 相撲は小学校高学年のときから好きでよく見ていましたが(“黄金の左”輪島が好きでした)、1989年当時のワタシは仕事で忙しかったのか、あまり記憶にありません。

 それにしても、3横綱大関の6人が全員そろって中日に給金とは。ウラはとっていませんが、こちらも空前絶後じゃないですかね。上位にいるんだから当然、という見方もできるのですが、今では考えられませんよ。

 上位陣が強いと盛り上がるのは確かです。今場所は3横綱以外にも、大関・髙安、関脇・御嶽海も全勝をキープ。平幕では、北勝富士(東前頭9枚目)と、先場所初日から13連敗して史上5人目の15連敗か、と騒がれた(最終的に2勝13敗)嘉風(西前頭15枚目)も4連勝中です。

 7人は、初日からの連勝をどこまで伸ばすでしょうか。

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急きょ描いた29年前の3横綱の似顔絵です。第58代横綱千代の富士は優勝31回、第61代横綱北勝海は同8回、第62代横綱大乃国は同2回。1989年3月場所時の年齢は千代の富士が33歳、北勝海が25歳、大乃国が26歳でした。3人の中で最も引退が遅かったのは北勝海で1992(平成4)年五月場所。その後、1993(平成5)年一月場所後に曙が昇進するまで、横綱空位期間が4場所続きました。