散髪は年1回。

雑記です。

大迫、半端なかった。

 といっても、サッカー日本代表大迫勇也のことではありません。そう、マラソン大迫傑(すぐる/ナイキ・27歳)のことです。

 10月7日、世界最高峰シリーズ「ワールド・マラソン・メジャーズ」のシカゴマラソンに出場した大迫は、2時間5分50秒のタイムで3位に入りました。このタイムは、今年2月25日に設楽悠太(Hоnda・26歳)がつくった2時間6分11秒を21秒更新する日本新記録。大迫は日本実業団連合による報奨金1億円を手にしました。

 設楽の記録更新が16年ぶりだったのに、それからわずか8ヶ月後に再度の日本記録更新。喜ばしいことではありますが、日本男子マラソン界の前途は洋々とはまだ言えない気がします。今回の大迫も、大会の順位は3位。そう、日本記録を出しても、優勝はできなかったわけです。

 男子マラソンの世界記録は、今年9月16日のベルリンマラソンケニアのエリウド・キプチョゲがマークした2時間1分39秒。彼以外にも、2時間2~4分台で走る現役の長距離ランナーは、海外に大勢います。2年後の東京マラソンで日本勢が結果を出すためには、こうした海外勢に勝たねばなりません。

 でもまあ、とりあえずは記録更新を喜びましょう。大迫と設楽は同じ1991年生まれ。彼らを含めた日本長距離陣の、今後の走りとさらなる記録更新を期待したいですね。

 それにしても、8ヶ月の間に2回の日本記録更新で、日本実業団陸上連合は2億円を出すことになります。余計なお世話ですが、大丈夫なんですかね。それとも、よほど儲かってるんでしょうか。

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10月7日の日刊スポーツの記事です。大迫は有言実行でしたね。これで大迫は3000m、5000mに続いて3種目の日本記録保持者となります。