散髪は年1回。

雑記です。

先発投手受難の時代。

 日曜日、ポケットに万歩計を入れるのを忘れて出かけてしまいました。万歩計が入っていないのに気づいたのは、目的地に着いたあと。さすがに戻るわけにもいかず、ムダに歩くことになってしまいました。おそらく1万歩は優に超えていたはずなので、少しショックです。

 気を取り直して、今回は日本プロ野球の話でいきます。クライマックスシリーズのファイナルステージ、日本シリーズはこれからですが、10月13日で2018年のレギュラーシーズンが終了しました。各種のタイトルホルダーが決定し、偉大な記録もいくつか生まれました。その中で、記録好き、数字好きとしては、気になることがあります。

 それは、セントラル・リーグパシフィック・リーグとも、規定投球回数に達した投手が10人に満たなかったことです。セ・リーグは8人、パ・リーグは9人。規定投球回数は、試合数と同じ143回です。日本の先発投手は中6日が主流なので、1チーム約6人。平均すると、23~24試合に先発することになります。つまり、先発して6回強を投げれば規定投球回数に届く計算です。ところが、今季は両リーグ合わせてわずか17人、1チームの最多は2人で5チーム。ソフトバンク規定投球回数到達者が一人もいませんでした。

 今の時代、いくら継投が主流とはいえ、これは由々しきことだと思います。個人的には、各チームとも先発投手をもう少し引っ張ってほしいところです。楽天が加入して現在の12球団になった2005年以降の規定投球回数達成者の人数を調べてみました。各年の各リーグとも、チームはシーズン順位の順です。

 2005年 セ・14人(T3、D1、Bs3、S3、G2、C2)
     パ・15人(M4、H4、L3、Bu1、F2、E1)
 2006年 セ・17人(D3、T3、S3、G3、C3、Bs2)
     パ・18人(F2、L3、H3、M5、Bu3、E2)
 2007年 セ・12人(G3、D3、T0、Bs2、C2、S2)
     パ・16人(F3、M4、H2、E2、L3、Bu2)
 2008年 セ・10人(G2、T3、D0、C2、S2、Bs1)
     パ・19人(L3、Bu4、F3、M3、E3、H3)
 2009年 セ・17人(G5、D3、S2、T3、C3、Bs1)
     パ・17人(F2、E3、H2、M4、L3、Bu3)
 2010年 セ・12人(D2、T1、G2、S4、C1、Bs2)
     パ・16人(H2、L2、M3、F3、Bu2、E4)
 2011年 セ・16人(D3、S2、G3、T4、C3、Bs1)
     パ・17人(H4、F4、L2、Bu3、E2、M2) 
 2012年 セ・20人(G4、D1、S5、C4、T4、Bs2)
     パ・13人(F3、L2、H3、E2、M2、Bu1)
 2013年 セ・17人(G4、T3、C4、D1、Bs2、S3)
     パ・12人(E2、L4、M1、H1、Bu2、F2)
 2014年 セ・15人(G3、T1、C3、D4、Bs3、S1)
     パ・13人(H2、Bu3、F2、M2、L2、E2)
 2015年 セ・14人(S2、G4、T4、C3、D1、Bs0)
     パ・12人(H3、F3、M2、L1、Bu2、E1)
 2016年 セ・12人(C3、G2、Bs2、T4、S1、D0)
     パ・14人(F1、H3、M3、L1、E3、Bu3)
 2017年 セ・12人(C2、T2、Bs2、G3、D2、S1)
     パ・13人(H3、L2、E3、Bu2、F1、M2)
 2018年 セ・8人(C2、S1、G2、Bs1、D1、T1)
     パ・9人(L2、H0、F2、Bu2、M1、E2)
 セ/T=阪神、D=中日、Bs=横浜、S=ヤクルト、G=巨人、C=広島
 パ/M=ロッテ、H=ソフトバンク、L=西武、Bu=オリックス、F=日本ハム、E=楽天

 やはり、今季は少なすぎです。相対的に、先発投手陣の力が落ちているのでしょうか。来季以降は少なくとも1チーム2人は規定投球回数に達してほしいですね。

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写真は日刊スポーツからです。こうしてみると、セ・リーグ最多勝利、最優秀防御率最多奪三振のタイトルを獲得した菅野智之(巨人)の成績は群を抜いていますね。完投10、完封8、無四球4、投球回数202も他の追随を許さない、恐るべき数字です。菅野は今日(10/14)のクライマックスシリーズファーストステージ第2戦、ヤクルト戦に先発し、ノーヒットノーランを達成。許した走者は7回の四球ひとつだけの準完全試合でした。まさに、現役最強投手といえます。