MLBの公式サイトは日本時間11月18日、“破られない17個の記録”と題した特集記事を掲載しました。ワタシはこのテの記事が大・大・大好きです。順に挙げてみます。
①ジョニー・バンダーミーア(レッズ)が1938年6月11、15日に達成した2試合連続ノーヒットノーラン
②ジョー・ディマジオ(ヤンキース)が1941年にマークした56試合連続安打
④イチロー(マリナーズ)が2004年にマークしたシーズン262安打
⑤ノーラン・ライアン(メッツ→エンゼルス→アストロズ→レンジャーズ)の通算5714奪三振&2795与四球
⑥リッキー・ヘンダーソン(アスレチックスなど)の通算1406盗塁&1982年にマークしたシーズン130盗塁
⑦ハック・ウィルソン(カブス)が1930年にマークしたシーズン191打点
⑧チーフ・ウィルソン(パイレーツ)が1912年にマークしたシーズン36三塁打
⑨バリー・ボンズ(ジャイアンツ)が2004年にマークしたシーズン232四球
⑩ベーブ・ルース(ヤンキース)が1921年にマークしたシーズン177得点
⑪ピート・ローズ(レッズなど)の通算1万5890打席&通算4256安打
⑫カル・リプケンJr.(オリオールズ)の2632試合連続出場
⑬ハンク・アーロン(ブレーブス→ブルワーズ)の通算6856塁打
⑭ロン・ハント(エクスポズ=現ナショナルズ)が1971年にマークしたシーズン50死球
⑮レジー・クリーブランド(レッドソックス)が1976年にマークした年間3被本塁打(投球回数170)
⑯ジョディ・デービス(カブス)が1986年にマークしたシーズン89盗塁刺
⑰ジョー・シューエル(ヤンキース)が1932年にマークしたシーズン3三振(576打席)
公式サイトではそれぞれの記録についてコメントをつけています。これがまた楽しいんですね。イチローのシーズン262安打には「イチローほど多様な形でファンをワクワクさせた選手はほとんどいない」と書き出し、史上4人目のシーズン700打数以上に達して安打記録を更新した2004年を「マジカル・シーズン」と紹介。「この記録を破るには、700打数&打率3割7分3厘以上をマークする必要がある。グッドラック」と結んでいます。
今回挙げられた17個以外にも、更新は不可能、とされる記録は多々あります。実際、過去にこうした特集記事で取り上げられた記録の中から、主なものを挙げてみます。
▽コニー・マック(アスレチックス)の50年連続同一球団監督(1901~1950年)
▽ロジャース・ホーンスビー(カージナルス)の連続5シーズンの平均打率が4割2厘(1921~1925年)
▽タイ・カッブ(タイガース)と前述ホーンスビーの2年連続シーズン打率4割以上(カッブ1911~1912年、ホーンスビー1924~1925年)
▽タイ・カッブの通算打率3割6分7厘(1万1429打数4191安打)
▽ジャック・チェスブロ(ヤンキース)が1904年にマークしたシーズン41勝
▽ジョン・テイラー(カブス→カージナルス)が1901~1906年にマークした202試合連続無救援(187試合の先発完投と15試合の交代完了)
▽ビル・ダーレン(ドジャースなど)の通算975失策(1891~1911年)
あらためてみると、どれこもれもすさまじい記録ばかりです。それでも、更新不可能とは言いたくないですね。そう、お楽しみはこれからですよ⚾