散髪は年1回。

雑記です。

『噂の真相』、毎回楽しみな雑誌でした。

 節分の日の今日(2/3)、新聞の社会面に雑誌『噂の真相』編集長だった岡留安則さん死去、と出ているのを見て、そっか~としみじみしてしまいました。

 “タブーなき反権力雑誌”を標榜する雑誌『噂の真相』は、ワタシが20代のとき、知り合いに面白い雑誌がある、と教えてもらって出合いました。一読して、衝撃を受けた雑誌です。もう、なんでもありでした。大物作家や文壇界全般、芸能界、警察、検察、はては皇室まで、ほかのマスコミでは絶対に取り上げないネタが満載で、この雑誌は大丈夫なのか!? と心配になったぐらいです。すべての有名人や企業が“標的”で、「コンプライアンス」とはまったく無縁でしたね。いま、『週刊文春』が“文春砲”と呼ばれ、スクープを連発していますが、『噂の真相』は確実にその上をいっていました。雑誌の黄金時代をリードした、最強の一誌といっていいと思います。

 初めて買ったのは1988(昭和63)年だったと記憶しています。それ以降、毎月発売日の10日が楽しみでなりませんでした。ワタシは当時もけっこうな数の雑誌を定期的に買っていましたが、『噂の真相』の発売日が一番待ち遠しかったですね。

 毎号、特集とともに、左ページの欄外にある真相不明の1行情報もたまりませんでした。ワタシがいまだに強烈に覚えているのが、「原田知世が愛情の確認のため恋人にスカトロプレイを強要したとの噂」(記憶で書いているので正確ではありません)。当然、すべて真実ばかりを書いているわけではないでしょうが、読んでいてワクワクしました。

 残念ながら同誌は2004年に休刊となります。ワタシは初めて買った号から最終号まで、すべて捨てずに(箱に入れて)とってあります。別冊もほぼ全部を購入し、こちらは書棚に並んでいます。『噂の真相』なきあと、この流れを組む雑誌の登場を心待ちにしていますが、現れる気配はありません。今の時代、難しいかもしれないですね。『噂の真相』、偉大な雑誌でした📖

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一般紙もスポーツ紙も、写真付きで取り上げていました。合掌。