散髪は年1回。

雑記です。

平成最後のセンバツ決勝は習志野×東邦。

 3月23日に開幕した春のセンバツ高校野球は順延することなく、今日4月2日、準決勝が終了。あっという間ですね。開幕前、ワタシは“春・夏の甲子園でまだ優勝のない県が初優勝すること”を期待していました(こちら)。今大会には14県のうち6県が出場しましたが、その結果は青森(八戸学院光星)、鳥取(米子東)、宮崎(日章学園)が初戦敗退、岩手(盛岡大付)、山梨(山梨学院)、石川(星稜)がが2回戦敗退と、その期待はまたしても打ち砕かれました。“令和”初となる夏の大会に持ち越しです。

 さて。明日(4/3)の決勝は、習志野(千葉)×東邦(愛知)の顔合わせになりました。習志野は夏の選手権で1967年、1975年と2回の優勝がありますが、春のセンバツでは初の決勝進出。そして東邦は、平成元年以来、30年ぶり7回目の決勝進出で、5回目の優勝を目指すことになります。

 ご存じのように、東邦は平成元年の優勝校です。もし平成最後の大会を優勝で締めくくったら、記録好きとしてはたまりませんね。今大会は準決勝までの4試合で一度もリードを許したことがなく、危なげなく勝ち上がってきたので、可能性は十分ありそう……といいたいところですが、習志野のしぶとさは侮れません。8-2で完勝した1回戦(対日章学園)を除き、2回戦(対星稜)は0-1から3-1、準々決勝(対市和歌山)は1-3から4-3、そして今日の準決勝(対明豊)は0-3から6-4と、3試合連続で逆転勝ち。サイン盗みや吹奏楽部の“美爆音”がうるさい、などの騒動がありましたが、どうやら影響はなさそうです。両チームともベストコンディションで戦ってほしいですね。

 そういえば、今朝の日刊スポーツ第7面に、またワタシの興味を引く記事が出ていました。「大正と昭和の最終試合」のタイトルで、甲子園大会の両試合を振り返っていたのですが、そこには奇妙な共通点があったのです。〈ともにロースコアの展開で9回表に決勝点が入って〉おり、優勝投手の姓は2試合とも〈上野〉でした。

◆大正最後の試合(1926年8月20日
静岡中 000100001 2
大連商 010000000 1
【勝利投手】上野精三

◆昭和最後の試合(1988年8月22日)
広島商 000000001 1
福岡第一000000000 0
【勝利投手】上野貴大

 残念ながら(?)習志野、東邦両チームの投手に上野姓はいません。でも、もし9回表に決勝点が入ることがないとはいえません。平成の最終試合はどんな展開になるでしょうか。

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習志野のユニフォームの胸のスペルは「NARASHINO」でなく「NARASINO」です。いまさらながら、なぜなのか疑問に思い、調べてみました。どうやら9文字だとバランスが悪いので、文字の数を8文字に抑えるため、のようです。ちなみにセンバツの決勝で千葉と愛知が対戦するのは初となります(ワタシ調べ)。