ワタシは毎日スポーツ紙に目を通しています。プロ野球のシーズン中は、規定打席&規定投球回数に達している選手の打撃成績&投手成績が載ります。ワタシはこれを楽しみにしています。数字を眺めているだけでも全く飽きることはありません。
投手成績の欄には、本塁打の項目があります。これは打たれた本塁打のことです。開幕した当初はゼロの投手が多く見られますが、日にちが経つにつれ、徐々にその数は減っていきます。今日(5/22)のゲームが始まるまで、規定投球回数に達している投手で被本塁打ゼロはパ・リーグ、オリックスの榊原翼だけでした。
今日の日刊スポーツによると、榊原は1軍デビューした昨季も18回を被本塁打ゼロに抑えており、今季の45.2回と合わせ、プロ初登板からここまで63.2回、本塁打を1本も許していません。昨季まで2年連続沢村賞を受賞した巨人・菅野智之が今季、両リーグワーストの13本塁打を浴びるなど、ことしは各チームで多く本塁打が飛び出しているので、これは誇れる数字といえます。
その榊原が今日のロッテ戦に先発するということで、ワタシは仕事の合間にネットでチェックを入れていました。榊原は5回まで、指名打者のバルガスに打たれた1安打だけで無失点。こりゃ今日も本塁打を打たれないままいくな、と思って仕事に集中しました。ところがどっこい。しばらくしてまたチェックを入れたら、なんと6回表、清田育宏とレアードの2人に本塁打を打たれていました。これで榊原の被本塁打ゼロは68.2回でストップしたことになります。こちらが注目すると打たれる。えてしてそういうもんですよね。
なお、セ・リーグでは今季、広島の野村祐輔が規定投球回数にわずかに届かないものの、開幕からここまで43.2回、被本塁打ゼロを続けています。どこまで数字を伸ばせるでしょうか。
ちなみにざっと調べたところ、1リーグ時代はボールの質が悪く、打球が思うように飛ばなかったこともあって、シーズンを通して被本塁打ゼロの投手が大勢いました。日本プロ野球の連続イニング被本塁打ゼロは、若林忠志(阪神)が1942-43年にかけてマークした517.1回、戦後ではバッキ―(阪神)が1964-65年にかけてマークした200回が記録のようです。
こうした、あまりスポットを浴びない地味な記録を追いかけるのも楽しいもんですね⚾