散髪は年1回。

雑記です。

資源ゴミから“お宝”ゲット。

 ワタシの住んでいる地域は水曜日が資源ゴミの日です。段ボール、ペットボトル、新聞、書籍、雑誌などを捨てます。毎回、ワタシは資源ゴミを出しに行くたびに集積所を注視します。そう、書籍、雑誌が置いてあったら(正しくは捨ててあったら、ですね)、とりあえずチェックを入れます。もしかしたらワタシ好みのものがあるかもしれないですからね。

 今週水曜日朝、ワタシはいつものようにひもで縛った段ボールと古新聞、そしてペットボトルを持って集積所に向かいました。集積所には、雑誌の類が入った紙袋が3つほど置かれていました。これは見るしかありません。期待大です。周囲に人がいなかったので心おきなく、1冊ずつ手に取って、取捨選択することにしました。

 すると、最初の紙袋に、ワタシにとっての“お宝”が入っていました。その本は、『栄光の背番号3 長島茂雄 報知グラフ完全保存版』。ひと目で、これは長嶋さんが引退した直後に刊行されたものとわかりました。テンションが上がりました。ジャンルでいうと、いわゆるムック本ですね。さっそくキープし、ほかにワタシのお眼鏡にかなうものはなかったので、この1冊だけ持ち帰りました。

 発行は昭和49年12月1日。定価は「千四百円」と漢字で書かれていました。当時にしてはかなり高価ではないでしょうか。総ページ数は276と、かなりのボリュウムです。今から45年近く前とあって、多少の黄ばみがあり、背表紙も少しめくれていましたが、中は何の問題もなし。むしろ、45年前の書籍にしては“美品”といってよく、古本屋で高値がついてもおかしくないと思います。

 以前も書きましたが、50代中盤のワタシは長嶋さんの大ファンで、長嶋さんの現役時代を知る最後の世代です。長嶋さんは日本球界が生んだ最大最高のヒーローでしょう。長嶋さんの魅力がたっぷり詰まったこの本を捨てたのはどんな人なのか、気になります。45年前に買った(と思われる)本を、なぜ今になって捨てたんですかね。もしかしたら、捨てた方はワタシよりかなり年長の長嶋ファンで、断捨離の一環として今後もどんどん“長嶋本”を処分するかも、などと考えてしまいます。

 今後も資源ゴミの日、要注目です!

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長嶋茂雄」でなく「長島茂雄」と表記しているところに時代を感じますね。肝心の中身も、さすがの充実ぶりでした。グラビアはカラー、モノクロを合わせて100ページ以上。長嶋さん本人はもちろん、さまざまな著名人へのインタビュー、データ&記録集、エピソード集、詳細な年表、座談会、名勝負物語など、読み物ページもかなり密度が濃いです。巨人と系列の報知新聞社が、やっつけ仕事でなく、総力を結集して作った本、という感じがします。全部を読破するのは相当な時間がかかりそうです。