散髪は年1回。

雑記です。

楽天・美馬、完全試合逃す。

 まずは大相撲七月場所から。唯一の全勝だった横綱鶴竜が初顔合わせの西前頭7枚目・友風に敗れ、初黒星を喫しました。ワタシもテレビで見ていましたが、立ち合い、まともに当たって軽く脳震とうを起こしたような感じでした。これで白鵬とともに1敗で並び、さらに幕尻(西前頭16枚目)の照強が2敗で追う展開です。終盤にきて、なにやら動きが出てきましたね。前日にふれたとおり、鶴竜にとって13日目以降は鬼門のようです。結局、最後は白鵬の優勝、となってしまうんですかねえ。残り2日、どんな展開が待っているのでしょうか。

 さて。今日(7/19)も仕事をしながら、ネットでプロ野球の経過を追っていました。楽天の先発・美馬学が3回までソフトバンク打線をパーフェクトに抑えているところまではチェックしていました。その後、しばらく仕事に集中したので、追っていなかったのですが、ワタシがポットの前でコーヒーをつくっていると、同僚(30代・♂)が近づいてきて、コーフンしながら「美馬、すごいですね」と話しかけてきました。彼もネットで追っていたようです。ということは、まだパーフェクトを続けていたのか。聞くと、もう8回まできた、とのこと。残すはあと1イニングというわけです。

 どこかで中継していないか、と職場のテレビをチェックしたところ、BS12で中継していました。ワタシが見始めたときは8回裏、楽天の攻撃が始まったところ。4-0とリードしていたので、美馬としてはさっさと攻撃を終わらせてもらって、9回のピッチングに備えたいところでしょう。ところが、ブラッシュが四球を選んで出塁すると、その後2死三塁から堀内謙伍がバットを折りながら(⇐なかなかのシーンでした)三塁への内野安打を放ち、1点を追加しました。続く辰己涼介がライトフライでようやくチェンジ。美馬がいよいよ、最終回のマウンドへ向かいます。

 パーフェクトまで、あと3人。ここまできたらぜひ達成してほしいと思っていましたが、この回先頭の明石健志への投球を見て、イヤな予感がしました。ワタシには、美馬がとてもパーフェクトを続けている投手には見えなかったのです。結局、明石には四球でパーフェクトゲーム達成ならず。力が抜けました。でも、まだノーヒットノーランがあります。打者は甲斐拓也の代打・栗原陵矢。ここは抑えるだろう、と思っていたら、低めの球をレフト前に運ばれ、これでノーヒットノーランもなくなってしまいました。なんとまあ。緊張の糸が切れましたね。9番・釜元豪に代わる代打・塚田正義は併殺に打ち取ったものの、2死三塁から上林誠知にスリーベースを打たれ、完封勝ちも消えました。

 最後は牧原大成のショートゴロで試合終了。ソフトバンクのリクエストも、判定が覆ることはありませんでした。それにしても、歴史的瞬間を見たかったですねえ。個人的には、8回裏の楽天の攻撃があっさり3人で終わっていれば、美馬の完全試合が達成できたように思えてなりません。しぶとく点をとったあの時間が、美馬のリズムを狂わせたのではないかと。まあ、“たられば”を言ってもしょうがないんですけど。

 現時点で日本プロ野球最後の完全試合は、1994(平成6)年5月18日の巨人・槇原寛己です。対広島、スコアは6-0、舞台は福岡ドーム長嶋一茂が8番・サードでスタメン出場し、何個かゴロをさばいていた記憶があります。最後はファーストの落合博満がファウルフライを捕球してゲームセット。あれからもう25年も経っているとは。当時のワタシは20代でした。しみじみしてしまいます。

 そして限りなく惜しかったのが、2012(平成24)年5月30日の巨人・杉内俊哉です。東京ドームでの楽天戦に先発した杉内は、9回2死まで一人も走者を出しませんでしたが、代打・中島俊哉(杉内と同じ名前だったんですね)に四球を与え、槇原以来の完全試合を逃しました。ワタシはこの2試合とも職場のテレビで観戦しており、ひとりハイテンションになっていたことを思い出します。

 次の完全試合はいつ、誰がマークするのか。意外な投手が達成したら面白いですね。

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ゲームセット後、職場のテレビ画面から撮影しました。何枚か撮った中で、これが一番まともでした。