アストロズ(アメリカン・リーグ王者)とナショナルズ(ナショナル・リーグ王者)の顔合わせとなったMLBの頂上決戦、ワールドシリーズは、最終第7戦にもつれこむことになりました。
日本時間10月30日、ヒューストンのミニッツメイド・パークで行われた第6戦。対戦成績を3勝2敗としているホームのアストロズが勝てば、2年ぶり2回目の“世界一”が決まります。ワタシは職場のテレビでチェックを入れていました。4回までアストロズが2-1とリード。このままいくかな、と思いつつ、仕事が忙しくなったので集中しました。
しばらくして、さてどうなっているかな、と再びテレビの前へ。すると、なんとナショナルズが逆転していました。結局、7-2でナショナルズの勝利。これでシリーズの対戦成績は3勝3敗となり、第7戦で勝ったほうが“世界一”というしびれる展開になったわけです。日本シリーズが4試合で終わったのと対照的ですね。
今季のワールドシリーズ第6戦までの勝敗は以下のとおり。記録マニアのワタシは、思わずニヤけてしまいます。
ホームチーム ビジターチーム
第1戦 アストロズ ●4-5〇 ナショナルズ
第2戦 アストロズ ●3-12〇 ナショナルズ
第3戦 ナショナルズ ●1-4〇 アストロズ
第4戦 ナショナルズ ●1-8〇 アストロズ
第5戦 ナショナルズ ●1-7〇 アストロズ
第6戦 アストロズ ●2-7〇 ナショナルズ
ここまでホームチームがひとつも勝てず、ビジターチームが6連勝と“外弁慶”のシリーズとなっているのです。これはワールドシリーズ初のこと。ホームのファンにとっては切ないでしょうね。ワタシとしては第7戦、ナショナルズが勝って史上初の“ビジターチーム7戦全勝”となるのを願いたいところですが、どうでしょうか。手に汗握る接戦を期待しましょう。
ちなみに日本シリーズで第6戦までビジターチームが全勝したことは、ソフトバンクと中日の顔合わせとなった2011(平成23)年に一度だけあります。最終第7戦はホームのソフトバンクが3-0で勝ったため、史上初の“ビジターチーム7戦全勝”とはいきませんでした。