ランチタイム後、一服しようといつもの喫煙所に向かいました。ふだんはそれなりに混んでいるのに、今日(11/15)は珍しく、中で吸っている人が誰もいなかったので拍子抜けです。こりゃ貸し切りだな、などと思いつつタバコに火をつけると、直後に一人、男性が入ってきました。えてしてこういうもんですね。
彼はワタシより若かったです。といっても40代ぐらい。彼はワタシの右前方に位置してタバコを取り出し、火をつけたのですが、これがなんと、ライターでなくマッチだったのです。マッチを擦る独特の音、匂い、マッチを消して出る煙……すべてが新鮮でした。タバコにマッチで火をつける人を見たのはどれぐらいぶりでしょうか。彼とは知り合いでもなんでもありませんが、なぜかカッコよく見えました。
ワタシがタバコを吸い始めたのは1980年代中盤。もう100円ライターが主流でしたね。それより前、1970年代はマッチが主流だったかなと。このころに制作されたテレビドラマや映画で、タバコに火をつけるシーンはほとんどがマッチだったような気がします。中でも、よく覚えているのが刑事ドラマです。外での張り込みシーンでタバコに火をつけると、当たり前のようにマッチを道端にポイ。容疑者が姿を表すと、火も消さずにタバコを下に投げ捨てて追いかけてました。外ならどこでもポイ捨て状態。今では考えられませんが、当時はこれが普通だったんですね。
今日見かけた男性が、“完全マッチ派”なのかどうかはわかりません。まあその可能性は低いでしょう。おそらくはたまたまマッチが手に入ったから、それがなくなるまではマッチで火をつけよう、としただけではないかと思われます。
ここで唐突に、大相撲に話題をかえます。十一月場所は今日が6日目。前日まで1敗だった7人のうち、横綱・白鵬を除く西小結・朝乃山、西前頭2枚目・明生、同6枚目・炎鵬、同8枚目・佐田の海、同9枚目・豊山、同10枚目・正代の6人はすべて敗れました。白鵬と明生は初顔合わせ。ワタシは職場のテレビで見ていましたが、あっけなく勝負がついて思わずあ~あ、と声が出てしまいました。
なんやかや言いつつも、これで白鵬が指定席に着いた、といった感じですね。番付どおりといってしまえばそれまでですが、ワタシとしてはこのまま白鵬の独走、という展開にはなってほしくありません。最後まで混戦になることを祈りましょう。