散髪は年1回。

雑記です。

正代、大関・貴景勝に勝つ!

 大相撲一月場所9日目。結びの一番で、1敗同士の大関貴景勝と西前頭4枚目・正代が直接対決しました。ワタシは今日、仕事がかなり忙しかったのですが、見逃すわけにはいきません。タイミングを計って、取組前に職場のテレビの前に向かいました。

 ここでも何度かふれてきましたが、正代の母方の祖母は正代正代(しょうだい・まさよ)さんです。名字と名前が一緒の漢字なのです。このことを知って以来、ワタシは正代が気になる力士になっていました。力士らしい体も、ビシッとした大銀杏もワタシ好み。いわばファンですね。

 正代はその控えめな性格から“ネガティブ”と称され、番付が上がるとなかなか勝てない展開が続いていました。去年の十一月場所、西前頭11枚目で11勝4敗と大きく勝ち越し、今場所は西前頭4枚目に昇進。また苦戦することになるだろうと思っていました。

 ところがどっこい。初日から6連勝し、7日目に大関豪栄道に初黒星を喫したものの、8日目には時期大関候補筆頭といわれる東関脇・朝乃山に完勝しました。そして迎えた今日9日目、貴景勝との一番。期待が膨らみます。

 立ち合い、正代は前に出て貴景勝を2度はね返します。その後、突き返されたものの、右にかわして突き落とし。見ていて余裕を感じました。取組時間は6秒6。見事な相撲でした。テレビの音量は消していたので、歓声は聞こえませんでしたが、館内の盛り上がりはすごかったでしょうね。ワタシもコーフンしました。思わずよっしゃ、と声を上げていました。

 これで正代は1敗を守り、自己最速で勝ち越し。西前頭17枚目、幕尻の德勝龍とともに優勝争いのトップを走ります。こうなったら正代にはぜひとも優勝してほしいですね。10日目、正代は東前頭7枚目、9日目を終えて4勝5敗の松鳳山との対戦が決まっています。過去の対戦成績は正代が10勝3敗と大きく勝ち越しています。やってくれるでしょう。もちろん、ワタシはテレビの前で見届けます!

 

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ネット上で、懸賞の束を手に花道を引き揚げる正代の写真を見つけたので描いてみました。今回正代が受け取った懸賞は38本。力士の手取りは1本3万円なので114万円となります。わずか6秒6で114万円、冷静に考えるとため息が出ますね。