散髪は年1回。

雑記です。

出勤時、初老vs.若者の“レース”を見ました。

 まずは大相撲三月場所からいきます。11日目の今日(3/18)は、前日に今場所初黒星を喫した横綱白鵬が東小結・北勝富士を下し、西前頭13枚目・碧山も東前頭18枚目・琴ノ若に完勝してともに1敗をキープ。2敗で追う横綱鶴竜、東関脇・朝乃山、西前頭3枚目・御嶽海、東前頭9枚目・隆の勝の4人も、そろって白星を挙げました。

 12日目は、碧山-御嶽海(過去御嶽海の4勝3敗)、朝乃山-隆の勝(初顔合わせ)の対戦が組まれています。これからもこの6人が絡む直接対決が多くありますから、星のつぶし合いですね。ワタシは今日、また忙しくてテレビ観戦できませんでしたが、12日目はできるだけリアルタイムで見たいと思います。

 さて。今朝の出勤途中のことです。職場のある最寄り駅で降りて歩いていると、ワタシの前方を2人が歩いていました。ワタシから見て左側がリュックを背負ったおそらく20代の若者、彼の右側少し後方が小柄な初老(と思われる)男性でした。

 初老の男性は、小さい歩幅で速く歩く“ピッチ歩行”です。彼は若者を抜きにかかりました。いつもこのペースで歩いているのかどうかはわかりません。若者を抜いた彼は、そのまま歩き続けます。すると抜かれた若者は、初老の男性を見て、それまでゆっくり歩いていたのに、急にスピードを上げ始めました。

 ワタシの想像ですが、若者は、自分よりはるか年上の男性に抜かれてカチンときたんでしょう。そんなわけで、初老vs.若者の“レース”がスタートです。ワタシは彼らの後ろを歩きつつ、心の中で実況しながら見ていました。

「若者を抜いた初老の男性。得意のピッチ歩行でリードし、その差をさらに広げたいところです。若者もスピードを上げ、初老の男性をひたひたと追います。2人の距離はどんどん縮まってきました。両者の戦いはこのあと、どんな展開になっていくのでしょうか……」

 このままデッドヒートが続くと思いきや、勝負はあっけなくつきました。若者が一気に初老の男性を抜き返すと、その差は広がるばかり。初老の男性は、若者があとを追いかけてくるとは思ってなかったんでしょうね。必死に喰らいつくも、二度と若者に追いつくことができませんでした。やはり、年齢の差も大きかったような感じです。

 その後、初老の男性は意気消沈したのかペースダウン。しばらくして、ワタシにも抜かれてしまいました。少し気の毒な気がしないでもありません。初老の男性が、今後もレースに挑んで勝つことを願って、ワタシは職場へ急ぎました。

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若者は身長、体格、年齢、すべてで初老の男性を上回っていました。レースに勝つのは当然と言えば当然ですね。