日付変わって6月19日金曜日、当初の予定より約3ヶ月遅れで、日本プロ野球の2020年シーズンが開幕します。海の向こう、アメリカではMLB機構側と選手会の話し合いに決着がつかず、シーズン中止の声も出始めたようですから、それを考えると、日本のファンはまだ恵まれてますね。
2020年は異例のシーズンとなります。主なものをざっと挙げてみると、
・試合数は120試合(23試合減)
・当面は無観客で実施
・延長は10回で打ち切り
・交流戦、オールスターゲームは中止
・クライマックスシリーズはパ・リーグのみ実施
・外国人枠は5人に拡大(ベンチ入りは従来と同じ4人)
ほかにも、新型コロナウイルス感染に対応した「感染予防ガイドライン」と「感染拡大防止特例2020」が盛り込まれるなど、特例事項は多々あります。チームの戦い方も、例年とは変わってくるでしょう。解説者、評論家の予想ではセ・リーグが巨人、パ・リーグはソフトバンクが優勝候補に挙がっているようですが、そうならない可能性は大いにあります。個人的には、ぜひそうなってほしい。予想を覆すのがプロスポーツの醍醐味のひとつだと思いますから。
ただ、やはり記録マニアとしては、“たられば”を言いたくなります。当初の予定どおりに開幕してい“たら”、坂本勇人(巨人)の史上最年少2000安打達成なるかが注目でした。でもまあ、言ったところで状況は変わりませんから、やめておきます。
プロ野球史上初となる“6月開幕”。おそらく最初で最後になるはずです。スタンドに観に行くことはしばらくできませんが、前例のないシーズン、見届けましょう!