散髪は年1回。

雑記です。

世界のスポーツ界、最多タイラッシュ。

 少し間が空いてしまいましたが、10月11日、世界のスポーツ界では〝最多タイ記録〟がいくつも達成されていました。これは書き留めておくべきでしょう。ワタシはどれもリアルタイムで見ることはできなかったので時系列はひとまず置いといて、まずはモータースポーツから。ドイツ・ニュルブルクで行われたF1シリーズ第11戦の決勝でルイス・ハミルトン(英国/メルセデス)が今季7勝目を挙げ、〝皇帝〟ミハエル・シューマッハー(ドイツ)の歴代最多91勝に並びました。ハミルトンはまだ35歳です。更新は時間の問題でしょう。

 ワタシもF1はアイルトン・セナが全盛のときはよくテレビで見ていました。知人にいわゆる〝F1ヲタク〟がおり、いろいろトリビア的なことを教えてもらうのが楽しかったですね。が、その知人とも縁遠くなり、地上波のテレビ中継がなくなってからは当然ながら見る機会を逸し、以降すっかりごぶさたです。そのうちまた興味が出てくるかどうか。

 続いてはテニスです。全仏オープン男子シングルス決勝でラファエル・ナダル(スペイン)がノバク・ジョコビッチセルビア)を6-0、6-2、7-5のストレートで下し、4連覇を達成しました。これで4大大会通算20勝目。ロジャー・フェデラー(スイス)の持つ男子歴代最多記録に並びました。

 ナダルは史上屈指の名選手といえます。中でも、全仏オープンでの強さは驚異的です。この日の勝利が前人未到の全仏通算100勝目。通算16回出場して2敗しかしておらず、100勝2敗で勝率は9割8分にもなります。当然、優勝回数13回は史上最多で、オープン化以降の同2位、優勝6回のビョルン・ボルグ(デンマーク)の倍以上です。

 1986年生まれのナダルは来年35歳。4大大会通算20勝で並ぶフェデラーは1981年生まれで来年40歳ですから、ナダルが一気にトップに立つ可能性は十分ですね。そして、ナダルより1歳若いジョコビッチも4大大会通算17勝とあって、今後3人によるトップ争いは熾烈になりそうです(ワタシとしてはなんとかフェデラーにもう一度、2018年全豪以来となる4大大会優勝を飾ってほしいと思っています)。

 最後はプロバスケットボールNBA。シーズン王者を決めるファイナルの第6戦が行われ、ロサンゼルス・レイカーズが106-93でマイアミ・ヒートに快勝、4勝2敗で10シーズンぶりの頂点に立ちました。これが17回目のファイナル制覇で、ボストン・セルティックスに並ぶ最多タイ。レイカーズは4度目のファイナルMVPに輝いた〝キング〟レブロン・ジェームズが健在なので、こちらも近いうちに史上1位となりそうな気配です。

 今回のファイナルは、ジェームズにとって記録づくめでした。プレイオフの通算出場試合数は260となり、史上最多。ファイナルMVPを異なる3チームで獲得するのも史上初です。さらに、レギュラーシーズンMVPとファイナルMVPをともに4度以上受賞するのは、〝神様〟マイケル・ジョーダン以来史上2人目となりました。

 ということで最多タイ記録が3つ。これらすべてが10月11日に誕生したわけです。重なるときは重なるもんですね。ワタシは今日(10/13)も疲れて帰宅しましたが、もろもろふり返って書き連ねるのは楽しい作業でした🏎🎾🏀

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レイカーズは1946年、デトロイト・ジェムズとして創設され、NBLに加盟しました。しかし、4勝40敗という結果に終わり、1947年にはミネアポリスへ移転。ミネアポリスレイカーズに改名します。チーム名は、ミネアポリスのあるミネソタ州に湖が多いことにちなんでいます。その後、1960年にロサンゼルスに移転、チーム名はそのままロサンゼルス・レイカーズとなります。60年代は8年間で6回、ボストン・セルティックスにファイナルで敗れ、王者に輝くことはできませんでした。今季、レイカーズはファイナル制覇数でセルティックスと並びましたが、ファイナルの通算成績は17勝15敗で、17勝4敗のセルティックスよりも勝率では下回っています。