書き始めが深夜2時過ぎ。まだ火曜日が終わったところというのに疲れています。当初は4月3日に亡くなっていたことがわかった俳優・田村正和について書くつもりでいましたが、またの機会にすることにして、日本プロ野球ネタでサクッといきます。
オリックス・吉田正尚が、5月18日に京セラドームで行われたロッテ戦で、三振を喫しました。これが4月20日以来、実に22試合・95打席ぶりの三振でした。
吉田はもともと三振の少ない打者で知られ、ワタシも去年、取り上げたことがありました(本塁打≧三振。 )。昨シーズンは最終的に、規定打席到達者の中でダントツに少ない29三振。今シーズンはさらにその上をいっています。
ここまで、チームの全44試合に出場して、吉田が喫した三振はわずか5です。
3/26 対西武 第2打席(投手=高橋光成)
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10打席三振なし
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3/28 対西武 第4打席(投手=リード・ギャレット)
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44打席三振なし
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4/11 対日本ハム 第1打席(投手=加藤貴之★)
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32打席三振なし
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4/20 対西武 第3打席(投手=松本航)
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94打席三振なし
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5/18 対ロッテ 第3打席(投手=鈴木昭汰★) ※★は左投手
単に三振数が少ないだけでなく、8本塁打はリーグ2位タイ、そして打率3割4分6厘はリーグトップ。これは本当に驚異的です。シーズン本塁打数が三振数より多い打者は過去に何人かいましたが、現時点では1989(平成元)年オリックスのブーマー・ウェルズ(40本塁打・37三振)が最後。吉田には、ぜひ21世紀の第1号になってもらいましょう。
ここで日本プロ野球の三振にまつわるデータを載せておきます。
▽シーズン最少三振
6 坪内道則(ゴールドスター)1946(昭和21)年/442打席
6 川上哲治(巨人)1951(昭和26)年/424打席
6 酒沢政夫(大映)1951(昭和26)年/387打席
7 得津高宏(ロッテ)1978(昭和53)年/420打席
▽連続打席無三振
216 イチロー(オリックス)1997(平成9)年
208 藤田平(阪神)1978(昭和53)年
180 小川亨(近鉄)1975(昭和50)年
179 吉田義男(阪神)1964(昭和39)年
これらの記録に、吉田がどこまで迫れるか。データ&記録マニアのワタシは楽しみでなりません。今後も追い続けます。