8月15日、76回目の終戦記念日でした。今年は記録的大雨やコロナ禍で、例年に比べてあまり大きく取り上げられなかったような気がします。朝刊のテレビ欄を見たら、全国戦没者追悼式をのぞくと、戦争関連番組は
▽NHK
「NHKスペシャル」開戦秘史・太平洋戦争日中米英の激烈な暗闘(総合)
「特攻知られざる真実」(BS1)
▽日本テレビ
「NNNドキュメント'21」メアリーが伝えるヒロシマ~アメリカ人ピースガイド~
▽テレビ朝日
「ラストメッセージ」〝不死身の特攻兵〟佐々木友次伍長
の5本でした。これが去年やおととしと比べて多いのか少ないのかはわかりません。ただ、日曜日は平日より柔軟な編成ができると思うので、それを考えるともっとあってもよかったような。まあ1本も見ていないワタシが言っても説得力はありませんね。
夏の甲子園、第103回全国高校野球選手権は雨のため3日間順延となっていましたが、今日(8/15)、開始時間を遅らせて4試合が行われました。ワタシは断片的にテレビ観戦。第2試合の県岐阜商(岐阜)×明徳義塾(高知)で、切なくなるシーンがありました。
6回表に県岐阜商が先制し、1-0で迎えた6回裏、明徳義塾の攻撃。1死走者なしから、明徳義塾の3番、森松幸亮の打球はレフトへ上がります。この打球を、県岐阜商の左翼手・広部嵩典が目測を誤り落球、二塁打にしてしまいました。直後、県岐阜商の鍛治舎巧監督は、すぐに後藤耀介と交代させます。これはどう見ても懲罰の交代ですね。スコアブックを見ると、ここまで明徳義塾打線のレフトへの打球は一度もなく、広部はこの試合初めての打球処理で失敗してしまったわけです。
しかも悪いことに、県岐阜商はこの回逆転を許し、8回表に追いつくも最後はサヨナラ負け。3年生の広部は汚名返上のチャンスも与えられずに終わってしまいました。悔いが残るでしょうね。勝負の世界ですから交代は当然、という見方もあるでしょうが、ワタシは広部のことを考えるといたたまれなくなります。しばらく尾を引くでしょう。一生重荷を背負っていく(大げさ?)彼の人生が好転することを願って……寝ます。