日付変わって、3月11日金曜日。東日本大震災の発生と東京電力福島第一原発の事故から11年となります。そういえば、11年前も金曜日でした。週末のあわただしい時間帯だったのを覚えています。あれからもう11年経つんですね。
最近の新聞は連日、やはり特別紙面を組んで被災者の方々の現状を伝えています。いろいろな発言があります。そのひとつひとつが重く感じますね。なんとか今後、順調に復興してほしい、と思いますが、気になる記事を目にしました。どうやら今年度から復興予算が大幅に減るようなのです。
〈今年度から復興の軸足は原発事故被災地の支援や被災者の心のケアに移り、復興予算は大幅に減った。関連死は今も増え続け、避難者が全国で3万人を超えるなかで、被災地への支援は細りつつある〉(朝日新聞デジタル)
具体的な数字を挙げると、新年度の復興庁の当初予算案は約5790億円。復興が本格化した2013年度の2割に満たない数字、と出ていました。それで大丈夫なんでしょうか。
さらに、国は震災から10年を復興のひとつの節目とし、今年は政府主催の追悼式典は開かれない、とのこと。う~む。10年を過ぎて、なんとなく震災が脇に追いやられている感じがします。復興から再生へ。ワタシが軽々しく言うべきではありませんが、これからが正念場です。