散髪は年1回。

雑記です。

髙安、またしても優勝逃す。

 いやあ~ドッときました。ダメージ、大ありです。大相撲三月場所千秋楽。ワタシが心底願っていた髙安の初優勝は、またしてもなりませんでした。

 14日目を終えて、優勝の可能性を残していたのは、2敗の東関脇・若隆景と東前頭7枚目・髙安、3敗の西前頭6枚目・琴ノ若の3人。いずれも初優勝を目指します。優勝の行方は次のとおり。

・本割で若隆景と髙安のどちらかが勝ち、どちらかが負ければ勝ったほうが優勝。
・若隆景と髙安がともに勝てば2人の優勝決定戦。
・若隆景と髙安がともに負けて琴ノ若が勝てば3人が3敗で並び、巴戦。
・若隆景と髙安、琴ノ若の3人がそろって負けた場合も若隆景と髙安の優勝決定戦。

 ワタシはこれまで何度も惜しいところで優勝を逃してきた髙安に優勝してほしいと思っていました。用事を早めに済ませて、午後3時過ぎには帰宅。テレビの前に陣取ります。

 3人のトップを切って登場したのは琴ノ若。相手は7勝7敗の西小結・豊昇龍です。13日目に正代、14日目に御嶽海と大関を連破していた琴ノ若の優位と見ていましたが、結果は下手出し投げで豊昇龍の勝ち。やはり勝ち越しに向けて気合いが入っていましたね。この時点で、琴ノ若の優勝の可能性はなくなりました。

 その2番後、髙安の出番です。相手は、こちらも7勝7敗の西関脇・阿炎。2年前の一月場所を最後に対戦がないものの、過去の対戦成績は髙安が4勝2敗とリードしています。ワタシは、髙安の勝利を願っていました。どんな勝ち方でもいいから、なんとしても勝ってくれ、という思いでいっぱいでしたね。

 ところが、髙安は立ち合いから一方的に攻められ、阿炎に完敗。まったくいいところが感じられませんでした。ガックリきました。力が抜けましたね。ただ、優勝の可能性が完全に消えたわけではありません。そう、結びの一番、正代-若隆景の勝敗しだいで、髙安にはまだチャンスが残ります。

 御嶽海-貴景勝大関対決をはさんで、いよいよ結びの一番。若隆景が勝てば初優勝が決まります。過去の対戦成績は正代が4勝3敗とリード。最近も正代が3連勝中です。今場所をカド番で迎えた正代は初日から4連敗したものの、5日目以降は8勝2敗で、カド番を脱出。14日目には髙安を下しています。髙安に勝って若隆景に負けたらいかんでしょう。是が非でも正代に勝ってもらいたい。その願いは届きました。

 正代は若隆景をつかまえると一気に前へ出て力強く寄り切り。完勝です。さすが正代。ワタシは思わずヨシッと声を上げていました。それにしても優勝の可能性があった3力士がすべて本割で敗れるとは。これで12勝3敗で並んだ髙安と若隆景の優勝決定戦です。今度こそ、髙安に決めてほしい。絶対そうなる、と信じていたのですが……。

 優勝決定戦は激しい攻防になりました。髙安が若隆景を土俵際に押し込み、やった! と思ったのもつかの間。若隆景は驚異の粘り腰で耐え、最後は上手出し投げで髙安を破りました。またも、またしても髙安は優勝を逃したわけです。ワタシはもう、歯がゆさでいっぱいでした。

 ここまで決めきれないとは。髙安は優勝とは縁のない力士なんでしょうかね。平成以降の大関経験者で優勝経験のないのは、髙安のほかに雅山だけ(日本相撲協会のホームページを見たら、昭和以降の大関で優勝がないのは、雅山と髙安以外に鏡岩、五ッ嶋、名寄岩、汐ノ海、大内山、松登、琴ヶ濱、栃光、豊山、前の山、大麒麟大受旭國、増位山と14人いました)。髙安は今後、賜盃を手にすることができるのか。なんとなく、ですがワタシは厳しい気がします。その予想が外れることを願うのみですね。

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若隆景の初優勝が決まった直後、ニュース速報が流れました。大相撲の優勝で流れたのは久しぶりの気がします。なお、ワタシは別に若隆景が嫌いというわけではありません。今場所に限っては髙安に優勝してほしかった、それだけです。