まずは著名人の訃報から。俳優、司会者として活躍した柳生博さん(本名同じ)が16日に老衰のため山梨・北杜市の自宅で亡くなっていたことが発表になりました。享年85。ほとんどの記事は「100万円クイズハンター」の「ハンターチャンス!」でおなじみ、と出ていましたが、ワタシが柳生博で思い浮かべるのは、「平成教育委員会」での解答者と、松田優作・中村雅俊主演の刑事ドラマ「俺たちの勲章」です。柳生博は松田優作演じる中野、中村雅俊演じる五十嵐、この2人の数少ない理解者のコンピューター室長を演じ、いい味を出していました。ご冥福をお祈りします。
さて。日本時間の今日4月21日、エンゼルス・大谷翔平が今季3度目の登板で初勝利を挙げました。ワタシはリアルタイムで見ることがかなわずネットで追っていたのですが、いや~圧巻の投球でしたね。ライブで見ていた人がうらやましくなりました。
大谷は敵地ヒューストンのミニッツメイドパークのアストロズ戦に「1番DH兼投手」のリアル二刀流で出場。エンゼルスは先攻なのでまずは1回表、先頭打者として打席に入ります。打者・大谷の今日の結果は次のとおり。
[第1打席]1回表先頭打者 四球
[第2打席]1回表2死満塁 左二塁打
[第3打席]3回表2死三塁 三塁ライナー
[第4打席]6回表1死走者なし バント安打
[第5打席]8回表2死走者なし 左飛
エンゼルスはいきなり打者一巡の猛攻を見せ、大谷は投げる前に早くも2打席目が回ってきました。先発投手が登板前に2打席をこなしたのは、1900年以降の近代メジャーでは史上初めての出来事のようで。大谷はいろいろやってくれますねえ。エンゼルスは1回表も6点を先取。これで投手・大谷は余裕をもってマウンドに上がったはずです。
[1回]空三振 空三振 左飛
[2回]空三振 左飛 右飛
[3回]空三振 空三振 空三振
[4回]空三振 空三振 空三振
[5回]遊飛 見三振 空三振
[6回]空三振 中安打 二飛 四球 二ゴロ
6回1死まで、12三振を奪い、パーフェクトピッチング。ライブ観戦の人はたまらなかったでしょうね。その後初安打を許し、四球もあって2死一・二塁とされますが、続く打者を二塁ゴロに抑えて無失点。投手・大谷はこの回で降板します。投球数は81球でした。
投手・大谷は6回1安打12奪三振無失点、打者・大谷は4打数2安打2打点1得点。自らを援護するかたちになりました。大谷には今季、投打の両方でタイトル獲得を期待しましょう。
現時点でエンゼルスはアメリカン・リーグ西地区首位に立っています。今季はぜひとも2014年以来となるポストシーズン進出を果たしてほしいと思います。