実はひそかに今回も落とし物をテーマに書ければ、と思っていました。が、さすがに今日(8/25)は落とし物を目にすることはなし。3日連続でインパクトのある落とし物に遭遇するというのはムリがある、ということですね。
ということで何日かぶりで日本プロ野球ネタです。今日は5試合。ワタシは仕事の合間にネットで経過を追っていました。そこで目を引いたのが、優勝争いとは関係ないカード、東京ドームでの巨人×中日戦。巨人の先発・戸郷翔征が初回から6連続三振を奪っていたのです。
[1回]
1番 岡林勇希 空三振
2番 溝脇隼人 空三振
3番 阿部寿樹 見三振
[2回]
4番 ビシエド 空三振
5番 平田良介 空三振
6番 福田永将 空三振
ワタシの知る戸郷は三振をとるタイプの投手ではないので、少し意外でした。それでも、こうなるとデータ&記録好きとしてはワクワクしてきます。しかし3回、この回先頭の7番・土田龍空に内野安打を打たれ、連続奪三振は6でストップ。あとで知ったのですが、初回先頭からの連続三振記録は1956(昭和31)年3月27日の広島戦で小山正明(阪神)が記録した「7」なので、タイ記録まであと1人でした。
それでも戸郷は3回、4回とも2つずつ三振を奪い、4回までに10奪三振。アウト12のうち10個が三振です。単純計算で、9回完投なら22.5奪三振。日本プロ野球記録(19三振)はもとより、メジャー記録(20三振)をも上回ることになります。さすがにそうはならないだろう、とわかっていつつもシミュレートしてしまう、データ&記録好きの悪い癖ですね。
戸郷は5回に三振を奪えず、1点を取られて同点に追いつかれます。その裏、自身のタイムリー(セーフティースクイズ)で2-1と勝ち越し。6回表は1死満塁のピンチを迎えるも、福田を三振、土田をレフトフライに打ち取り、無失点で切り抜けました。最終的に戸郷は8回を投げ、121球、被安打6、奪三振11、与四球1、与死球1、失点1、自責点1。巨人がそのまま2-1で勝ったので今シーズン11勝目を挙げました。ちなみに勝利打点も戸郷ということになります。
奪三振記録の更新はなりませんでしたが、戸郷は今日の11奪三振で今季通算123奪三振となり、セ・リーグトップです。〝パワーピッチャー〟に変身した戸郷のピッチングが今後、楽しみになってきました。