もう、この男の勢いは止まりませんね。ヤクルトの〝村神様〟こと村上宗隆が今日(9/13)、本拠地神宮球場で行われた巨人戦で2ホーマーを放ち、ついに日本選手最多、王貞治が1964(昭和39)年にマークしたシーズン55号に並びました。
といってもワタシはリアルタイムの映像で見ることがかなわず。ほかの試合とともにネットで追っていました。まずは4回裏、先頭で巨人の先発・菅野智之から54号ソロ。村上はこの試合の前まで、菅野に通算で37打数8安打(本塁打ゼロ)の打率2割1分6厘、今季も単打1本だけの1割1分1厘(9打数1安打)と抑え込まれていました。菅野から初の本塁打を放ったことでノってきたのか、村上のバットはさらにうなりを上げます。
スコア4-9で迎えた9回裏、2死一・二塁で迎えた村上の第5打席。球場にいたファンのボルテージは最高潮だったでしょうね。村上はその期待に応えるように巨人の抑え、翁田大勢から左中間へ55号3ラン! いやはやすさまじいですね。
当然ながら、村上の今季は現時点ですでに記録ずくめです。主な特記事項を挙げます。
⚾シーズン55本塁打は、1964年王貞治(巨人)、2001年ローズ(近鉄)、2002年カブレラ(西武)に並ぶ歴代2位タイ。歴代1位の2013年バレンティン(ヤクルト)の60本まで、あと5本。
⚾村上は22歳7ヶ月で55本塁打。1964年王の24歳4ヶ月を抜く最年少記録。
⚾チーム128試合目の55号はバレンティンの122試合目に次いで2番目のスピード。
⚾1試合2本以上のマルチ本塁打は今季12度目。11度で並んでいた1985年バース(阪神)、1985年落合(ロッテ)、2013年バレンティン(ヤクルト)を上回るシーズン最多記録。
⚾村上は今日の4打点で今季打点を132とし、2013、2018年バレンティン(2013年130試合、2018年142試合)の球団記録131打点を更新。132打点は2001年中村紀洋(近鉄=140試合)と並ぶ歴代13位タイ。
⚾ヤクルトは今季、残り15試合。村上の現在のペースを当てはめると61本塁打&147打点で、本塁打は歴代1位、打点は同3位となる。
……ほかにもいろいろありそうですがキリがないのでこのあたりで。村上のことは今後も随時、ピックアップしていきます。