散髪は年1回。

雑記です。

アーロン・ジャッジ60号!

 その前にまずは大相撲九月場所から。今日(9/21)が11日目です。現役関取最年長の37歳、東前頭3枚目・玉鷲と西前頭8枚目・北勝富士の1敗同士の直接対決は、玉鷲が押し出しで勝ち、単独トップに立ちました。ワタシは動画で取組をチェック。玉鷲の強烈な左のど輪がききましたね。2019年一月場所に続く2度目の優勝もありえそうです。

 玉鷲を追う2敗勢は、北勝富士と東前頭10枚目・錦富士の2人。前日10日目に北勝富士に土をつけた西前頭4枚目・髙安は東前頭9枚目・妙義龍に下手投げで敗れ、3敗に後退しました。髙安の初優勝を願っていたワタシとしては少し残念。玉鷲があと2敗しないと並びませんからね。

 そして大関3人衆です。順番にいくと、貴景勝は東前頭4枚目・錦木を突き落としで破り、7勝4敗。続くカド番の御嶽海は、過去2勝0敗の西前頭5枚目・佐田の海に突き落とされて3勝8敗と負け越し、大関からの陥落が決まりました。大関昇進は今年の三月場所だったので、在位わずか4場所。なんともあっけない。来場所、関脇で10勝すれば大関に復帰できますが、厳しい感じがします。最後、正代は西前頭6枚目・若元春に押し込まれましたが土俵際で突き落とし、2日目からの連敗をようやく9でストップさせて2勝9敗。残り4日、全勝してもらいましょう。

 さて。ようやく本題です。現地時間9月20日(日本時間21日)、ヤンキースのアーロン・ジャッジが米ニューヨークのヤンキースタジアムで行われたパイレーツ戦で今季60号本塁打を放ち、1961年にロジャー・マリスヤンキース)がマークしたアメリカン・リーグ記録の61本にあと1本と迫りました。ヤンキースは残り15試合なので、リーグ新記録達成はまず確実でしょう。

 今季のジャッジは、データ&記録好きにとってたまらないプレイヤーです。シーズン60本達成は6人目で、ベーブ・ルースヤンキース)に並ぶ史上8位タイ。2001年のバリー・ボンズジャイアンツ/73本)とサミー・ソーサカブス/64本)以来、21年ぶりの到達となります。さらにジャッジは現時点でホームラン以外にも得点(123)・打点(128)・打率(.316)・四球(93)・出塁率(.419)・長打率(.703)・OPS(1.122)でリーグトップ。そう、三冠王の可能性が出てきたのです。本塁打は2位のヨルダン・アルバレスアストロズ)に23本差、打点は同じく2位のホセ・ラミレス(ガーディアンズ)に13点差なのでまずタイトル獲得は間違いなさそう。今日トップに浮上した打率は、2位ザンダー・ボガーツ(レッドソックス)に1厘差、3位ルイス・アラエス(ツインズ)に2厘差なので最後まで予断を許しません。

 日米ともにアメリカ・・リーグの今季MVPはジャッジか、大谷翔平かでさまざまな議論がなされていますが、ワタシ個人はジャッジで決まりだと思います。大谷が投打で〝ダブル規定〟に到達しても、今季のジャッジは別格ですよ。ヤクルトの村上宗隆ともども、日米で三冠王誕生となったら歴史的なシーズンとして記憶されることになりそうですね。

 ちなみに過去、メジャーではMVPが2人同時に選ばれたことが一度だけあります。それは1979年のナショナル・リーグで、カージナルス一塁手キース・ヘルナンデスとパイレーツの一塁手ウィリー・スタージェル。ヘルナンデスは打率.344(610打数210安打)で首位打者となり、116得点(リーグ1位)、11本塁打、105打点、11盗塁、スタージェルは規定打席に届かず打率.281(424打数119安打)、32本塁打、82打点でしたがチームのポストシーズン進出に貢献、リーダーシップが高く評価されました。記者投票でヘルナンデスは1位票4、スタージェルは1位票10ながら216ポイントずつ得票を分け合って同時受賞しています。

 まさか今季、ジャッジと大谷がMVPを分け合うなんてことになるんでしょうか。まだ少し先ですが、記者投票の行方が注目されます。

MLB公式サイトはもちろんジャッジの60号をトップで大きく扱っていました。