散髪は年1回。

雑記です。

〝優先席警察〟の老婦人、健在でした。

 最近1ヶ月ほど姿を見かけなかったので、もう乗る電車を変えたのかと思っていました。そう、これまで何度か取り上げた、優先席を仕切る老婦人です。それが今朝(6/5)、地元の駅でホームに上がったら、ワタシの乗る車両の位置の先頭に並んでいました。

 杖をついた老婦人の雰囲気はとりあえず、今までと変わりなし。今回は何も起きなきゃいいな、と願いつつ、ワタシも列に並びます。やがて時刻どおりに電車が到着。客が降りるのを待って、老婦人は電車の中へ乗り込みます。優先席はどうなっているのでしょうか。

 すると、やはりというべきか、優先席はすべて埋まっていました。しかし、老婦人は当たりをつけた女性(ワタシの目には30代に見えました)の前に向かい、プレッシャーをかけます。女性は圧に押されたのか、すぐ立ち上がりました。老婦人は当然のようにそこに座ります。これまで繰り返し見てきた光景です。

 しっかり座れたんだから、あとはおとなしくしているだろう。その予感は外れました。次の駅で杖をついたご婦人が乗ってきたら、老婦人は自分の前の席に座っていた別の女性(たぶん40代かと)に向かってこういったのです。

「お姉さん、ほら、席譲ってあげて」

 その声は車内中に響き渡りました。声をかけられた女性は、もう立つしかありません。ご婦人は「ありがとうございます」と頭を下げて席に座りました。老婦人も満足そうでしたね。

 そんなわけで、老婦人の〝優先席警察〟ぶりは相変わらず健在。今後も見かけたら、注視します。

かなり前、人がいなくなったときに撮影した優先席の窓に貼ってあるマークです。イラストは全国共通ではないんでしょうかね。