今朝(8/20)の出勤時はまいりました。少し先の駅で人身事故があったらしく、乗り換えの駅まであと2つというところで電車がストップ。運転見合わせで、復旧までにはかなりの時間がかかりそうです、とアナウンスが入ったので、ワタシは電車を降ります。振り替え乗車で行くしかありませんでした。朝からけっこうな労力を使い、ドッときましたね。
今回はその電車を降りる前の出来事についてサクッとふれます。ワタシがスポーツ紙を読んでいると、同じ車両に若い男性が乗り込んできて、ワタシのすぐそばに陣取りました。年齢はおそらく20代で、身長はワタシとほぼ同じぐらい。いわゆる普通の若者だな、と思いつつ、ワタシは彼の顔に目を向けます。すると、彼は顔面にけっこうな数のピアスをつけていました。
彼がここからスマホを取り出し、大音量で音楽を聴き始めたら音漏れがするからイヤだな、とワタシは身構えます。ワタシには彼がそうするように思えたのです。偏見もいいところ。しかし、その予想は大きく外れました。なんと彼は単行本を手にし、読み始めたのです。これにはビックリ。
これも偏見ですが、あの若さと外見からは、とても本を読むタイプに見えませんでした。電車内で本を持って読書する人はいま、ほとんどいませんしね。ところがどっこい、顔面ピアスの彼は、しっかりと読み込んでいます。ワタシはうれしくなりました。若者、やるじゃん。
彼が何の本を読んでいるのか気になったワタシは、なんとかチェックを入れようとしましたが、うまくいかず。そうこうするうち、人身事故のアナウンスが流れてきたので、ワタシはチェックを断念して電車を降ります。彼は降りませんでした。
ということで当たり前の結論。人は見かけによりませんね。