大相撲九月場所は今日(9/22)が千秋楽。前日に優勝を決めていた西関脇・大の里は東関脇・阿炎に引き落としで敗れ、白星で飾ることができませんでした。
ワタシは自宅でテレビ観戦していましたが、あっけなかったですね。去年の五月場所、照ノ富士以来となる14勝1敗での優勝を願っていたワタシはかなりガックリ。大の里ならやってくれると思っていただけに、力が抜けました。
それでも、大関昇進の目安となる「直近3場所三役で33勝」をひとつ上回る34勝を挙げ、大関昇進は事実上決定。NHKの中継でもふれていましたが、今回の大の里の大関昇進はいろいろと記録づくめです。
🏆初土俵からのスピード大関昇進(昭和以降)
①大の里※ 9場所
②羽黒山 12場所
②豊山※ 12場所
②雅山※ 12場所
⑤照国 14場所
⑥千代の山 16場所
⑦輪島※ 17場所
⑧汐ノ海 18場所
⑨琴欧洲 19場所
⑩安芸ノ海 20場所
⑩東富士 20場所
⑩吉葉山 20場所
※は幕下付出
🏆新入幕からのスピード大関昇進(年6場所制となった1958年以降)
①大の里 5場所
②大鵬 6場所
③豊山 7場所
④佐田の山 8場所
④北尾 8場所
④雅山 8場所
④琴欧洲 8場所
④照ノ富士 8場所
⑨千代大海 9場所
⑩朝青龍 10場所
このほか、NHKでは昭和以降、初土俵以来負け越しなく大関昇進したのは武蔵山、羽黒山以来、大の里が3人目とも紹介していました。わずか3人しかいないとは。武蔵山、羽黒山とも戦前の力士で、ともに横綱に昇進しています。大の里にもぜひ、その系譜に連なってほしいですね。
そして今場所は今年三月場所で110年ぶりの新入幕優勝を果たした尊富士が13勝2敗で十両優勝を果たしました。尊富士は優勝した三月場所で右足首を負傷、五月場所を全休し、七月場所も稽古中の左大胸筋のけがで初日から休場。2勝を挙げるも再休場と、大きく番付を下げていました。
尊富士が十一月場所に幕内復帰できるかはまだわかりませんが、将来的に大の里とふたりで角界を引っ張っていく存在になるのは間違いないでしょう。両者が横綱となり、〝大尊時代(尊大時代、よりもこちらのほうがよいですね)〟が到来することを願って、今回は締めます。