これまで何回か書いてきましたが、ワタシの住む区域は水曜日が資源ゴミの日です。集積所には段ボールやペットボトル、新聞、雑誌、書籍が出されます。以前はそれなりの頻度で本が置いて(捨てて)あったので、気になる書籍や雑誌を持ち帰っていたのですが、もう1年以上、〝不作〟が続いていました。
やはり皆さん、本も雑誌も買わなくなっているようで。こんなところにも出版不況、活字離れを感じますね。そんなわけで、今朝(9/25)もまったく期待せずにワタシは眠い目をこすって段ボールと新聞、ペットボトルを出しに集積所へ。すると、珍しくむき出しで何冊かの本が置いてあるではありませんか。
ワタシは当然、手にとります。最初の3冊に興味を引く本はなし。そうそうないわな、と思いつつ次の本に目をやると……眠気が吹っ飛びました。それはなんと、長嶋茂雄さんの新書だったのです。
タイトルは『野球へのラブレター』(文春新書)。裏には「リサイクル資料 転売禁止」のシールが貼ってありました。図書館で不要になったものを近所に住む誰かが持ってきて、もう不要になったのか、今日の資源ゴミに出したようです。でもまあ、ワタシには何の問題もなし。さっそく家に持ち帰ります。
この本、長嶋ファンのワタシは恥ずかしながら知りませんでした。新書用に書き下ろしたものではなく、『月刊ジャイアンツ』2006年9月号~2010年7月号「野球の散歩道」をもとに、加筆・修正・再構成したものがメイン。おそらくは長嶋さん本人が書いたものではなく、ゴーストライターの手によるものでしょう。
まだほんの少ししか読んでいませんが、一気に読破できそうな気配。近々、読み始めます。