ベースボール界は日米ともポストシーズン真っ最中。日本時間10月29日はワールドシリーズと日本シリーズの第3戦が行われました。
ワールドシリーズは、ヤンキース(アメリカン・リーグ覇者)の本拠地ヤンキースタジアムが舞台。結果は4-2でドジャース(ナショナル・リーグ覇者)が勝ち、対戦成績を3勝0敗としました。早くもワールドシリーズ制覇に〝王手〟です。
ワタシはリアルタイムで見ることができず、ネットで追っていました。「1番DH」で先発出場したドジャース・大谷翔平は第1打席で四球を選び、3番フレディ・フリーマンの先制2ランを呼び込むと、第2打席では進塁打を放ち、貴重な追加点につなげています。第3打席は空振り三振、第4打席は三邪飛、第5打席は死球。第2戦で左肩を亜脱臼した影響はやはりありましたね。
過去、ワールドシリーズで3勝0敗から4連敗したケースは一度もなく、ポストシーズンに広げても2004年のア・リーグ優勝決定シリーズでレッドソックスがヤンキースに3連敗後4連勝したことがあるだけ。データ的にはドジャースの〝世界一〟は確定と言えます。個人的には最終第7戦までいってほしいところですが、その可能性は低そうです。
そして、ワールドシリーズを全試合生中継するフジテレビも、もっともつれてほしいと願っているはず。第1戦の視聴率は12.7%、第2戦は13.9%といずれも高視聴率をマークしましたからね。ちなみにいずれもTBSが生中継した日本シリーズは第1戦が10.5%、途中から選挙特番と同時進行となった第2戦は6.9%でした(いずれもビデオリサーチ調べ、関東地区)。
DeNA(セ・リーグ3位)とソフトバンク(パ・リーグ覇者)の顔合わせとなっている日本シリーズは、今日からソフトバンクの本拠地みずほPayPayドーム福岡が舞台。第1戦、第2戦と連敗していたDeNAが4-1で勝ち、シリーズ初勝利を挙げました。
これでソフトバンクの日本シリーズの連勝は14で、本拠地での連勝も16でストップ。日本シリーズでソフトバンクに勝ったのは2018年第2戦の広島以来で、みずほPayPayドームで勝利は2011年第6戦の中日以来となります。
日本シリーズで連敗後(引き分け含む)に初勝利を挙げたのは2022年オリックス以来20度目。過去19度のうち逆転優勝は7度で、V確率は37%。逆転Vを果たした7チームは次の試合も勝ってタイに戻しているので、DeNAは第4戦、負けられません。
今季の日本シリーズは、ここまで本拠地のチームが全敗しています。第4戦でDeNAが勝つと、最後までそのパターンが続くことになるかもしれませんね。となると最後、日本一に輝くのはソフトバンク。果たしてどうなるでしょうか。