ゲーム最初から最後まで、地上波でプロ野球を見るのは日本シリーズ以来。まあ正確には侍ジャパンのゲームですが。11月16日、台湾の台北ドームで行われた第3回WBSCプレミア12のグループB「日本×台湾」の全勝対決に、日本は3-1で勝利しました。
ワタシは自宅でテレビ観戦。台北ドームの盛り上がりはなかなかでしたね。ほとんどが台湾のファンで、まさに完全アウェイ。ただ、侍ジャパンは動じてなかった感じです。
日本は1回表、1死一、三塁から森下翔太(阪神)のライトへの犠牲フライで三塁走者の桑原将志(DeNA)が先制のホームイン。フライというよりは浅いライナーで、ホームは微妙かな、と思われましたが、桑原、よく走りました。3回表には2死三塁から辰己涼介(楽天)の今大会初安打となる左翼フェンス直撃の適時二塁打で追加点。さらに4回表、源田壮亮(西武)がライトへソロ本塁打を放ち、3-0とします。源田はこれが侍ジャパン初アーチ。見事な当たりでワタシは打った瞬間、よっしゃ! と声を挙げていました。
投げては先発の才木浩人(阪神)が5回2/3を被安打3、奪三振5、無失点の好投。6回裏に2死一、二塁のピンチを招いて降板となりましたが、2番手の鈴木昭汰(ロッテ)が代打・吉力吉撈鞏冠(生中継したTBSは「キチリキキチロウ・キョウカン」という、なんとも長すぎるカタカナ表記。あとでチェックしたら、アルファベット表記は「Giljegiljaw Kungkuan」だそうです)を遊ゴロに打ち取り、得点を許さず。この吉力吉撈鞏冠は2022、23年と台湾プロ野球で2年連続本塁打王に輝くスラッガーだそうで、一発が出たら同点でした。鈴木、よくふんばったといっていいでしょう。
7回裏、日本は3番手の北山亘基(日本ハム)が戴培峰(タイ・ペイフォン)にソロ本塁打を浴びましたが、最後は大勢(巨人)が3人で締めて3-1で逃げ切り。これで13日のオーストラリアとの開幕戦から無傷の3連勝となり、17日のキューバ戦に勝利すればスーパーラウンド進出が決定します。3大会連続グループ突破はまず間違いないでしょう。
このゲーム、個人的にひとり挙げるなら、やはりショートの源田ですね。今大会初スタメンで、6つのショートゴロを危なげなくさばきました。そのどれもが華麗なプレイで、見ていてワタシは美しさを感じたほど。守備で魅了できる代表的なプレイヤーといえます。
……時刻は早朝6時をだいぶ回りました。プレミア12、今夜の「日本×キューバ」はもちろんリアルタイムで見るつもりです。