今朝(3/24)の日刊スポーツ一面は大相撲春場所で3度目の優勝を飾った大の里でした。相撲がトップにくるのは久しぶりな気がします。前回はいつだったか、ワタシは記憶にありません。まあほかの競技との兼ね合いで、タイミングがよかったんでしょうね。
そこに、ワタシの目を引くベタ記事が出ていました(下の写真の左下に当たる部分)。それは、大の里の〝優勝確率〟を歴代の名横綱と比較したものです。
大の里は幕内所要8場所で優勝3回。優勝確率は37.5%になります。ワタシは断然トップの数字だろうと思って読み続けると、そうではなかったので少しびっくり。記事に出ていた主な横綱の優勝確率を挙げてみます。
大鵬 46.4%(幕内69場所で優勝32回)
朝青龍 45.5%(幕内55場所で優勝25回)
白鵬 43.7%(幕内103場所で優勝45回)
千代の富士 38.3%(幕内81場所で優勝31回)
大の里 37.5%(幕内8場所で優勝3回)
北の湖 30.8%(幕内78場所で優勝24回)
貴乃花 29.3%(幕内75場所で優勝22回)
輪島 22.6%(幕内62場所で優勝14回)
上位には一時代を築いた横綱がズラリ。上には上がいますね。それでも、まだ横綱になっていない大の里がこの位置につけていることには驚きを隠せません。
来場所、綱取りとなる大の里が優勝してスンナリ横綱昇進を果たせば、優勝確率は44.4%(幕内9場所で優勝4回)となり、千代の富士、白鵬を超えます。そして、初土俵から所要13場所での昇進は、羽黒山、照国の16場所を上回り、歴代最速昇進となります。まだ3場所も余裕があるので、最速昇進は間違いないでしょう。
今後も大の里はデータ&記録好きを楽しませてくれそうです。そして、やはり思うのは三月場所でまたも賜盃を手にできなかった髙安のこと。所要119場所で優勝ゼロは遠い目になってしまいます。が、2012年五月場所で初優勝した旭天鵬は所要121場所目でした。髙安にもまだまだチャンスは十分。そう結論づけて今回は締めます。