いろいろふれたいことがありますが、今回はやはり野茂英雄でいきます。1995(平成7)年5月2日(日本時間5月3日)。ロサンゼルス・ドジャースの野茂英雄がサンフランシスコのキャンドルスティック・パークでジャイアンツ戦に先発デビューを果たしました。
あれからもう30年が経つんですねえ。この試合、野茂は5回、91球を投げて4四球を与えたものの、被安打1、奪三振7で無失点。シーズン13勝を挙げ、奪三振王と新人王に輝きます。労使紛争で人気が低迷していたMLBの救世主となったのはよく知られるところです。
日本人メジャーリーガーのパイオニアとしての功績は計り知れません。野茂が道を切り開いたからこそ、その後のイチロー、松井秀喜、ダルビッシュ有、大谷翔平らが躍動できたわけで。今さらながら、ベースボールファンのひとりとして、野茂には感謝の気持ちでいっぱいになります。
そして今日は残念なニュースが飛び込んできました。タイガースの前田健太が現地時間5月1日(日本時間5月2日)、メジャー登録40人枠から外され、事実上の戦力外扱いとなったのです。
メジャー10年目を迎えた前田は今季、先発ローテーション復帰を目指すもオープン戦で結果を残せず、救援陣の一員として開幕を迎えます。しかし、ここまで7試合に登板して防御率7.78。これでは生き残るのが難しいといわざるをえませんね。
ネットの声を見ると、前田はまだまだやれる、という声も出ているようですが、ワタシはしんどい気がしています。今の前田を獲得するMLBの球団はおそらくないでしょう。となると、日本球界への復帰が現実的なところ。ただ、同じ1988年生まれの田中将大(巨人)が苦しんでいるように、前田もそうなってしまうのでは、そう思ってしまいます。
……時刻は深夜&早朝の4時をだいぶ回りました。前田に対するこの予想が外れることを願って、寝ます。