何日かぶりで大相撲五月場所でいきます。今日(5/14)が4日目。場所後の横綱昇進を目指す大関・大の里は西前頭筆頭・王鵬との全勝対決に圧勝し、初日から無傷の4連勝を飾りました。
これで大の里は先場所敗れた3人(若元春、髙安、王鵬)に今場所すべて勝利。さらに、大関昇進後、3場所続けて黒星だった鬼門の4日目を乗り切り、勢いに乗りそうです。
4連勝は大の里を含め、東関脇・大栄翔、東前頭7枚目・伯桜鵬、東前頭11枚目・遠藤、西前頭16枚目・錦木の5人。こうなったら大の里には一気に横綱昇進を決めてもらいましょう。
対照的に、横綱2場所目の豊昇龍は、西前頭2枚目・阿炎に引き落とされ、3日目の王鵬に続いて平幕に黒星。新横綱だった三月場所を含めると、2場所で合計5個の金星配給となってしまいました。
リアルタイムで見ることができなかったワタシは動画で確認。豊昇龍は立ち合いに遅れ、阿炎のもろ手突きで出足を止められると、両足がそろったところを引き落とされました。右腕には土俵の土がべったり。阿炎には通算で11勝8敗と勝ち越しているものの、これで4連敗と、苦手意識が色濃く出ています。
豊昇龍、心配ですね。新横綱の先場所は右ひじのケガが影響して、10日目から休場しました。仮に横綱昇進から2場所連続休場となれば、1954年の43代横綱・吉葉山以来、71年ぶりの不名誉な記録。さすがにそう簡単に決断を下すわけにはいきません。
5日目は、今場所ここまで白星なしで4連敗中の西前頭2枚目・豪ノ山との対戦が組まれました。もし3日連続金星配給となったら……。いや、そんなことを考えるのはやめます。過去の対戦成績は豊昇龍の6勝2敗で、最近1年は3勝1敗。豊昇龍ならこの正念場を乗り切ってくれるはずです。
そして今場所、白星と黒星を交互に繰り返す〝ヌケヌケ〟を初日から続けているのは以下の4人。
○●○● 明生(東前頭10枚目)、時疾風(東前頭13枚目)
毎度のことながら、この4人ができるだけ長く〝ヌケヌケ〟を継続してくれることを願っています。