先の五月場所で2場所連続4度目の優勝を果たした大関・大の里の横綱昇進が確定しました。
〈日本相撲協会の諮問機関の横綱審議委員会(横審)は26日、東京・両国国技館で定例会合を開き、満場一致で大関大の里(24=二所ノ関)を横綱に推薦すると発表した〉(nikkansports.com)
記事によると、会議はわずか6分で終了したそうです。まあ成績を見ても文句のつけようがありませんしね。「第75代横綱・大の里」は5月28日の臨時理事会、番付編成会議を経て正式決定します。
少し前に大の里を取り上げたとき、ワタシは〈大の里の家族は両親と妹。つまり大の里は第1子長男ということになります。プロ野球をはじめ、日本のスポーツ界は末っ子が幅を利かせているので、大の里は特殊なケースなのかもしれません。それとも、横綱は第一子が多いんでしょうか。機会があったら調べてみたいですね〉と書きました。
そこで今回、横綱の兄弟構成をネットで調べてみることに。さすがに75人全員はしんどいので、今回は平成以降に誕生した13人に絞りました。するといきなり、しょっぱなの旭富士の情報がどこを探しても出てこず、いきなりの暗雲。それでも、残る12人は、なんとか調べがついたので下に記します。赤が本人です。
旭富士 ?
曙 ♂♂
貴乃花 ♂♂
若乃花 ♂♂
武蔵丸 ???♂????(8人兄弟の4番目)
朝青龍 ♂♂♂♂♀
白鵬 ♂♀♀♀♂
日馬富士 ♂♂♂
鶴竜 ♀♂
稀勢の里 ♀♂
照ノ富士 ♀♂♀
豊昇龍 ♂♂♂
大の里 ♂♀
12人の内訳は、末っ子が貴乃花、白鵬、日馬富士、鶴竜、稀勢の里の5人、中間子が武蔵丸、朝青龍、照ノ富士、豊昇龍の4人、そして第1子長男が曙、若乃花、大の里の3人で、ひとりっ子はゼロ。思ったより第1子長男が多かったのは意外でした。
もっとも、12人のうち8人が外国生まれ(曙と武蔵丸がアメリカ、朝青龍、白鵬、日馬富士、鶴竜、照ノ富士、豊昇龍がモンゴル)とあって、これが〝日本ならでは〟のデータとはいえないかもしれません。
昭和に誕生した横綱の兄弟構成はどうなっているのでしょうか。今後、機会があったら調べて、相撲に特化した傾向を見いだしたいと思います。