ドジャース勝って3勝3敗、ワールドシリーズは最終戦決着へ。
ブルージェイズ(アメリカン・リーグ覇者)3勝、ドジャース(ナショナル・リーグ覇者)2勝で迎えたMLBワールドシリーズ第6戦は、カナダ・トロントのロジャースセンターで現地時間10月31日午後8時(日本時間11月1日午前9時)のプレイボール。この試合にブルージェイズが勝てば1993年以来32年ぶり3度目のワールドシリーズ制覇、そしてドジャースのワールドシリーズ連覇は断たれることになります。まさに大一番。結果は、ドジャースが3-1で逃げ切り、3勝3敗のタイに持ち込みました。
ドジャース 003000000 3
ブルージェイズ 001000000 1
駆け足でゲームを振り返るとします。ブルージェイズはケビン・ガウスマン、ドジャースは山本由伸の両右腕が先発。第2戦と同じ顔合わせでした。そのときは5-1でドジャースが勝ち、山本は完投で勝利投手となっています。
1、2回とも両チーム無得点。両投手とも好調の立ち上がりで、チャンスらしいチャンスはなく、投手戦になりそうな予感が漂っていました。試合は3回表に動きます。ドジャースは1死から8番トミー・エドマンがライトへチーム初安打となる二塁打で出塁すると、続く9番ミゲル・ロハス三振後の2死二塁から1番大谷翔平は申告敬遠。2死一、二塁とし、2番ウィル・スミスがレフトへ二塁打を放ち、エドマンが生還してドジャースが先制します。
なおも3番フレディ・フリーマンが四球で2死満塁。ここで不振の中、4番に据えられたムーキー・ベッツがレフトへ運び、ドジャースは2点を追加しました。結果的に、ベッツの一打は大きかったですね。このあと、ドジャースは点を取ることができませんでしたから。
その裏、山本は2死三塁から1番ジョージ・スプリンガーにタイムリーを浴び、1点を失います。さすがの山本も相当のプレッシャーがあったはず。とはいえ、このあとは得点を許さず、6回、96球を投げて被安打5、与四球1、奪三振6、失点・自責点1と好投。3連続完投はならなかったものの、チームの期待に応えるには十分のピッチングを見せました。
山本のあとを受け、ドジャースは7回裏のマウンドに2年目の左腕、ジャスティン・ロブレスキーが上がります。二塁打を打たれるも後続を断ち、無失点。ブルージェイズに流れを渡しませんでした。そしてドジャースは8回裏、3番手・佐々木朗希を送り込みます。
ワタシは正直、かなり不安でした。佐々木には荷が重い気がしていたのです。8回は右安打、中飛、四球、遊邪飛、二ゴロでなんとか無失点に抑えるも、ハラハラもの。スコアは3-1のままドジャースがリードして最終回に突入します。佐々木は続投。すんなり終わることを願っていましたがやはりそう単純にはいきませんでしたね。
佐々木はこの回先頭の6番アレハンドロ・カークに死球。続く7番アディソン・バージャーには左中間へ運ばれます。打球はフェンスの下の隙間に挟まり、その間に打者走者のバージャーまでが生還。これで同点か──そう覚悟するも、グラウンドルールで二塁打と判定され、無死二、三塁で仕切り直しとなりました。ドジャースは命拾い。運を味方につけたといえます。
さすがにドジャースはここで佐々木を降板させます。4番手のタイラー・グラスノウは8番アーニー・クレメントを一飛に打ち取り、続く9番アンドレス・ヒメネスを浅いレフトフライ。飛び出していた二塁走者バージャーが戻れず、ダブルプレイでゲームセットとなりました。まさに紙一重の勝負でした。
【ワールドシリーズ】H=ホーム、A=アウェイ
ブルージェイズ(アメリカン・リーグ覇者)×ドジャース(ナショナル・リーグ覇者)
第1戦 Hブルージェイズ○11-4●ドジャースA
第2戦 Hブルージェイズ●1-5○ドジャースA
第3戦 Aブルージェイズ●5-6○ドジャースH
第4戦 Aブルージェイズ○6-2●ドジャースH
第5戦 Aブルージェイズ○6-1●ドジャースH
第6戦 Hブルージェイズ●1-3○ドジャースA
ドジャースが勝ったことで3勝3敗となり、ワールドシリーズは最終第7戦決着にもちこまれることになりました。MLBが3地区制になった1995年以降、ワールドシリーズが第7戦決着となったのは8度あります。
1997年 マーリンズ ○●○●○●○ インディアンズ
2001年 ダイヤモンドバックス ○○●●●○○ ヤンキース
2002年 エンゼルス ●○○●●○○ ジャイアンツ
2011年 カージナルス ○●○●●○○ レンジャーズ
2014年 ジャイアンツ ○●●○○●○ ロイヤルズ
2016年 カブス ●○●●○○○ インディアンズ
2017年 アストロズ ●○○●○●○ ドジャース
2019年 ナショナルズ ○○●●●○○ アストロズ
第6戦に追いついてシリーズを制したのは5チーム。うち敵地で第6、7戦を連勝したのは2016年カブスと2019年ナショナルズの2チームです。今回、ドジャースが連覇達成なら2002年エンゼルスと、ブルージェイズが勝てば2014年ジャイアンツと同じ星取り表になります。果たして第7戦、どんな展開が待っているのでしょうか。
いまMLB公式サイトをチェックしたら、第7戦の先発はドジャースが大谷翔平、ブルージェイズはマックス・シャーザーと発表されていました(下の画像)。大谷は自身初の中3日登板。最後の最後を最高の二刀流で締めくくってもらいましょう。
