散髪は年1回。

雑記です。

日テレ「スポーツ中継71年 国民が震えた瞬間TOP100」。

 文化の日の振り替え休日。プロ野球日本シリーズは当初11月2日に予定されていた第6戦が雨で中止となったため、第7戦までもつれていたら今日(11/4)がその日でした。結果的に第6戦で決着したので第7戦が行われることはなし。今にして思えば気分的に少し切ないですね。

 さて。ワタシは今日、日本テレビで午後9時から放送の「スポーツ中継71年 国民が震えた瞬間TOP100」を見るのを楽しみにしていました。朝日新聞朝刊のラテ欄によると〈日本テレビに残る、人びとの胸を熱くさせたスポーツの名場面や、その舞台裏の映像約71年分を「蔵出し」する〉とのこと。これは大いに興味をそそられます。

 家族の了承をとって、リアルタイムでチェック。過去に見たことのある映像がほとんでしたが、大いに楽しめました。例えば、ワールドカップロシア大会が開催された2018年の流行語となった高校サッカー滝川第二(兵庫)中西隆裕キャプテンの「大迫半端ないって! あいつ半端ないって!」のコメント誕生の新事実に迫った場面。なるほど、あの発言だけ切り取ると真意は伝わりませんね。

 ほかにも、「名実況」「奇跡の瞬間」「ドヤ顔」「名言」「抗議」「ライバル」「驚きのカラダ」などの部門別に紹介。この「ライバル」部門、「プロ野球エースと4番ライバル対決」で巨人・江川卓阪神掛布雅之の対決をクローズアップしていたのですが、データ&記録好きとしてはツッコまざるを得ないミスがあったのでちょっとガックリきました。

 それは、1982年、当時27歳の江川が〈9試合連続無四球完投〉中で、9月の阪神戦にプロ野球タイ記録となる〈10試合連続無四球完投〉が目前だった、とテロップが出たこと下の画像。この年の江川は確かにセ・リーグ記録となるシーズン10無四死球試合を達成しましたが、これはプロ野球タイ記録ではないし、〝連続〟ではないのです。

 無四球試合は完投しないとカウントされませんから、テロップを出すなら江川はここまで〈9試合無四球試合〉を記録しており、この試合にセ・リーグタイ記録の〈シーズン10試合目の無四球試合〉がかかっていた、とすべきでした。おそらくワタシ以外にも気づいた方はいたと思われます。

 まあ目くじら立てるほどではないのかもしれません。が、データ&記録を出すなら正確に。ワタシは今後もこうしたミスには目を光らせます✨

テレビ画面から撮影しました。なお、NPBのシーズン無四球試合は日本記録が1948年野口二郎(阪急)の13試合、パ・リーグ記録が1979年髙橋直樹(日本ハム)の11試合、そしてセ・リーグ記録が1958、1962年小山正明と1982年江川卓の10試合です。