前日にも少しふれた阪神ネタでいきます。今日(4/14)、バンテリンドームで中日と対戦した阪神は1-4で敗れ、今季2度目の6連敗となりました。
ワタシはゲーム開始からネットで経過をチェック。試合は初回で大方決まった感じです。阪神は1回表、中日の先発、柳裕也にあっさり三者凡退。その裏、阪神の先発、ルーキー左腕の桐敷拓馬は中日打線に3安打を浴びて2点を先取されます。今の阪神は先取点を取られると苦しいですね。柳の前に3回までひとりの走者も出すことができず、3回裏にはさらに2点を失い0-4。それでも、まだ残りは6イニングあります。しかし、4回以降、チャンスはつくるものの得点を挙げることはできず、9回に犠牲フライで1点を取るのがやっと。光は見えてきません。
これで今季、阪神は1勝15敗1引き分けで、勝率はプロ野球ワーストを更新する6分3厘。過去に開幕17試合目で2勝のチームは2015年オリックスなど延べ7チームありましたが、1勝止まりは史上初めてになります。
阪神並びに阪神ファンには申しわけありませんが、データ好きのワタシとしては、こうなったらとことん〝負の記録〟をマークしてほしいと思います。過去の記録をざっと並べてみます。
⚾シーズンチーム勝率3割未満(1939年以降)
年 チーム 勝率
1958 近鉄 .238(130試合29勝97敗4分)
1955 大洋 .238(130試合31勝99敗0分)
1940 ライオン .240(104試合24勝76敗4分)
1954 大洋松竹 .250(130試合32勝96敗2分)
1961 近鉄 .261(140試合36勝103敗1分)
1970 ヤクルト .264(130試合33勝92敗5分)
1952 近鉄 .278(108試合30勝78敗0分)
2005 楽天 .281(136試合38勝97敗1分)
1940 南海 .283(105試合28勝71敗6分)
1942 大和 .284(105試合27勝68敗10分)
1941 朝日 .298(85試合25勝59敗1分)
1950 広島 .299(138試合41勝96敗1分)
※ショートシーズンだった草創期(1936~38年)の最低勝率は1937年春にイーグルスが記録した.214(12勝44敗)。
⚾シーズンチーム90敗以上
年 チーム 敗戦数
1961 近鉄 103敗(140試合36勝1分、勝率.261)
1955 大洋 99敗(130試合31勝0分、勝率.238)
1955 トンボ 98敗(141試合42勝1分、勝率.300)
1956 高橋 98敗(154試合52勝4分、勝率.351)
1958 近鉄 97敗(130試合29勝4分、勝率.238)
2005 楽天 97敗(136試合38勝1分、勝率.281)
1950 広島 96敗(138試合41勝1分、勝率.299)
1954 大洋松竹 96敗(130試合32勝2分、勝率.250)
2017 ヤクルト 96敗(143試合45勝2分、勝率.319)
2010 横浜 95敗(144試合48勝1分、勝率.336)
1950 広島 94敗(138試合42勝2分、勝率.309)
1956 大映 94敗(154試合57勝3分、勝率.380)
2003 横浜 94敗(140試合45勝1分、勝率.324)
2008 横浜 94敗(144試合48勝2分、勝率.338)
2009 横浜 93敗(144試合51勝0分、勝率.354)
1954 大映 92敗(140試合43勝5分、勝率.319)
1956 東映 92敗(154試合58勝4分、勝率.390)
1963 阪急 92敗(150試合57勝1分、勝率.383)
1965 近鉄 92敗(140試合46勝2分、勝率.333)
1970 ヤクルト 92敗(130試合33勝5分、勝率.264)
1964 近鉄 91敗(150試合55勝4分、勝率.377)
1959 近鉄 91敗(133試合39勝3分、勝率.300)
1965 サンケイ 91敗(140試合44勝5分、勝率.326)
日本野球機構公式サイトの年度別成績から、シーズン勝率で3割未満、シーズン敗戦で90敗以上のチームを抜き出してみたら、予想より多くて打つだけで疲れました。阪神が今後どんな戦いを見せ、どこまで巻き返すのか。いろんな意味で注目されます。