と言われても、いったいなんのこっちゃ!? と思われる方がほとんどだと思います。これ、万歩計の話です。
ワタシは10年以上前から万歩計をポケットに入れています。これまで、いろいろな種類の万歩計を使ってきました。いま使っているのは4代目。「新・平成の伊能忠敬~あるいてつくろう日本地図!~」というものです。その名のとおり、日本の海岸線を歩いて測量し、日本初の実測地図を作成した伊能忠敬をモデルにしています。
この万歩計は、歩数を距離に換算して、バーチャルに海岸沿いを進むことによって、日本地図が完成する仕組みになっています。まずは自分の歩幅を設定し、あとは歩くだけ。ワタシは70センチの設定です。出発点の東京から、海岸線を北上していきます。実測モードと50倍の高速モードを選ぶことができ、説明書によると、実測モードの場合、日本地図完成まで、1日1万歩で7~8年を要するようです。
この万歩計の存在をワタシに教えてくれたのは、今から5年前、職場の同僚の女性です。当時、ワタシが使っていた万歩計は最大で120日しか継続することができず、そのたびにリセットして新たにスタートを切るしかありませんでした。それに対し、「新・平成の伊能忠敬」は、データ保持機能がついており、電池を交換してもデータが消えることがない、とのこと。7~8年かけて日本地図をつくるという壮大なスケールにもひかれました。
とはいえ、ワタシが当時使っていた万歩計は壊れたわけではないので、そのまま使うことにして、「新・平成の伊能忠敬」は、子どものために買うことにしました。長男はこのシステムにはまり、2013年のクリスマスに実測モードでスタート。しばらくは頻繁に外出して一生懸命歩いて歩数を稼いでいました。ところが、いろいろと忙しくなったようで、もうやらない、と言い出し、使わなくなってしまいました。このままではもったいないので、前の万歩計の電池が切れたのをきっかけに、ワタシが「新・平成の伊能忠敬」を引き継ぐことにしたというわけです。
ここまでの“旅”は順調といっていいでしょう。東京から千葉に出て、あとは太平洋沿岸を北上。北海道は広大で、抜けるのにえらく時間がかかりました。その後、日本海沿いを南下し、九州に入ったのが去年の6月ごろ。そして今日(10/11)の午前中、ついに九州を脱出しました。
平日の平均歩数は1万3000歩ぐらい。ランニングに出ると、2万歩を超えます。休日は日によって変動が大きいです。
現在のペースをキープすれば、東京オリンピックが開催される2020年にゴールを迎えることになりそうです。説明書には「日本地図が完成するとステキなエンディングが待っています。」とあります。まだかなり先になりますが、その瞬間が今から楽しみでなりません。動画を撮るのを忘れないようにしないといけないですね。
それにしても、改めて伊能忠敬は偉大な人物だと思います。例えば、NHK大河ドラマの主役になってほしいと願う人は多いのではないでしょうか。ワタシもぜひ、見てみたいです👣