散髪は年1回。

雑記です。

“じってんいちきゅう(10.19)”。

 日本時間10月19日に行われたMLBのポストシーズンアメリカン・リーグの優勝決定シリーズ第5戦は、レッドソックス(東部地区1位)がアストロズ(西部地区1位)を4-1で下し、4勝1敗で5年ぶりのリーグ優勝。ワールドシリーズ進出を決めました。最後は不安視された守護神クレイグ・キンブレルが連投。またしても四球を与えましたが無失点で抑え、アストロズの2連覇を阻止しました。ナショナル・リーグはここまでドジャース(西部地区1位)がブルワーズ(中部地区1位)を3勝2敗とリード。このままドジャースが勝ち上がり、ワールドシリーズレッドソックス×ドジャースとなれば、1916年以来、実に102年ぶりの対戦となります。

 そして日本プロ野球セントラル・リーグのファイナルステージは広島(リーグ優勝)が巨人(同3位)に3連勝し、アドバンテージの1勝を含む4勝0敗で2年ぶり8回目の日本シリーズ出場を決めました。もう力の差は圧倒的でしたね。広島の1強時代はまだしばらく続きそうな気配です。一方のパシフィック・リーグソフトバンク(リーグ2位)が西武(リーグ優勝)に15-4で大勝。西武のアドバンテージの1勝を含め、対戦成績を2勝2敗のタイとしました。日本シリーズへの出場権を手にするのはどちらでしょうか。

 さてさて。正確な日付は変わってしまいましたが、きょう10月19日は、日本プロ野球ファンにとって伝説の一日です。いまからちょうど30年前、1988年。昭和最後の年です。この日、川崎球場で行われたロッテ×近鉄ダブルヘッダーは、近鉄が連勝すれば近鉄パ・リーグ優勝が決まり、近鉄がひとつでも負けるか引き分ければ、先に全日程を終えていた西武の優勝となるという状況下で、第1試合が午後3時に始まりました。

 この日のダブルヘッダーが伝説の日として記憶されるようになったのには、さまざまな要因、伏線があります。順を追って書くと、あまりにも長くなりそうなので詳細は省きますが、近鉄は第1試合で8回に2点差を追いつき、9回にはこのシーズンで現役引退を決めていた代打・梨田昌孝が2死二塁からセンター前へ安打を放って勝ち越し。その裏、急きょリリーフ登板したエースの阿波野秀幸が二死満塁のピンチを迎えましたが、最後は森田芳彦を三振に仕留め、4-3で逃げ切りました。

 第2試合は、3-3で迎えた8回表にラルフ・ブライアントがソロ本塁打を放ち、近鉄が1点を勝ち越し。その裏、近鉄は第1試合に続いて阿波野を送り込みます。しかし、1死から高沢秀昭にソロ本塁打を浴かび、4-4の同点。試合は延長10回、時間制限のためこのまま引き分けに終わり、近鉄は優勝を逃しました。

 ワタシはこの年、すでに社会人でした。第2試合は職場のテレビで見ていました。ワタシは近鉄に勝ってほしかったので、最後は力が抜けた記憶があります。まっすぐ帰宅する気分でなく、仕事終わりには野球ファンの同僚を、飲みに誘いました。

 優勝を阻まれた近鉄でしたが、翌1989(平成元)年にはリーグ優勝を果たします。この年、10月12日の西武球場、西武×近鉄ダブルヘッダーもまた劇的な展開となりました。ワタシも強烈に覚えています。話したら止まらなくなります。それにしても、あのころの日本プロ野球界は熱かった、とつくづく思います。今のプロ野球ももちろん、魅力的ではあります。でも、当時のようなワクワク感を持って見られないのは、ワタシが年をとったせいもあるんでしょうね☹☹☹

f:id:baribon25:20181020035542j:plain

1988年のロッテはオリオンズでした。このロゴを見るとノスタルジックな気分になります。一方の近鉄は、2004年を最後に撤退。ご存知のように、近鉄の球団マークは岡本太郎デザインによるものです。バファローズの名はオリックスが引き継いでいます。