散髪は年1回。

雑記です。

小林陵侑、ジャンプW杯で総合Vの快挙!

 日本時間3月11日、スキージャンプのワールドカップで小林陵侑が個人総合優勝を決めました。シーズン5戦を残しての圧勝劇。男子のワールドカップでは、欧州勢以外で史上初となる快挙です。これはホントにスゴいことだと思います。

 昨季、ワールドカップで一度も表彰台に立てなかった小林は今季、大躍進を遂げました。第1戦から第23戦までの順位は、3-1-1-3-1-7-1-1-1-1-1-1-7-7-5-3-14-1-9-2-3-1-5。第8~11戦は伝統のジャンプ週間で、史上3人目の4戦全勝優勝を決めるなど、ここまでシーズン11勝をマークしています。ワタシもスポーツ紙を読むのが楽しみでした。

 圧倒的な優勝候補で臨んだ一発勝負の世界選手権では、個人ラージヒル4位、個人ノーマルヒル14位に終わり、メダルを逃したものの(団体ラージヒルは銅メダル獲得)、今季の小林のワールドカップでの強さ、安定感は抜群です。残り5戦で、さらなる勝利も期待されます。繰り返しになりますが、正に“偉業”と言うほかにありません。もっと評価されてしかるべきです。

 しかし、日本は“オリンピック至上主義”のところがあります。そう、いくらワールドカップで個人総合王者となっても、4年の一度のオリンピックで、最低でもメダルを獲得しないと、ほとんどの人はピンとこないんですよね。ジャンプ人気の高い欧州では「オリンピックよりワールドカップの個人総合優勝のほうが上」という見方があるのに、日本では悲しいかな、それが現実といえます。

 小林は去年のピョンチャンオリンピックに出場しています。個人ノーマルヒルでは日本勢最高の7位に入賞、個人ラージヒルは10位。団体戦ではアンカーを務めました(日本の順位は6位)。次回の冬季オリンピックは3年後の2022年、中国・北京大会です。さすがの小林も、今の状態を3年間キープするのは至難の業でしょう。たとえメダルが獲れなくても、小林の価値が色あせることはありません。いや、獲れないと決めつけるのはまったくもって失礼ですね。気が早すぎますが、北京での小林の大ジャンプを期待しましょう!

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小林は1996(平成8)年11月8日、岩手県八幡平市生まれの現在22歳。似顔絵は今日(3/11)の朝日新聞夕刊1面の写真を参考に書きました。なんか舛添要一っぽくなってしまいましたね。