世界的に新型コロナウイルスの感染が収まらない中、北京冬季オリンピックが開幕しました。オミクロン株の流行はとどまることを知らず、実際に北京入りした選手や関係者に感染者が出ています。しかし、IOCの〝ぼったくり男爵〟トーマス・バッハ会長は、中国の厳格なコロナ対策もあり、大会開催へ向けて不安や心配をするそぶりはまったくないようですね。まあ、何があっても最後まで強行するのは間違いないでしょう。
去年の東京大会でうんざりして、オリンピックはもう見ない、という人や、コロナ禍でオリンピックなんか見ている場合じゃない、という人も多いはず。ワタシも、中国という国はいろいろ問題がありすぎだと思います。しかし、だからといって今回は見るのをやめよう……とはなりませんね。
日本のメディアが大騒ぎするのは確実。そしてワタシも、そこに思い切り乗っかることになりそうです。データ&記録好きとしては、チェックポイントが多々あります。そんな中、日本勢でぜひとも金メダルを獲ってほしいと心から願っているのが、去年も書きましたが(こちら)ノルディックスキー・ジャンプ男子の小林陵侑。彼は2018-19シーズン、ワールドカップの個人総合王者に輝きながら(これは本当にものすごい快挙です)、ここまで正当な評価を受けているとは思えないんですよね。日本はオリンピックで最低でもメダルを獲らないと認めないところがありますから。
小林は2020-2021シーズン以降、当時の圧倒的強さが影を潜めましたが、今シーズンは伝統のジャンプ週間で2度目の総合優勝を果たすなど、再び調子を上げてきました。北京でも、やってくれそうです。先ほどスケジュールを確認したら、小林が登場する個人ノーマルヒルは2月6日(日)、個人ラージヒルは2月12日(土)と、ともに土日に組まれていました。これはナイス。小林が頂点に立つシーンをリアルタイムで見届けたいですね。