散髪は年1回。

雑記です。

照ノ富士、大関復帰に花添えるV!

 大相撲三月場所千秋楽。ワタシが望んだ優勝決定巴戦にはなりませんでした。巴戦になるためには、前日まで4敗で単独トップに立つ東関脇・照ノ富士大関貴景勝に敗れることが絶対条件。そうなれば、照ノ富士貴景勝、そして東小結・髙安-西前頭12枚目・碧山の勝者の3人が4敗で並ぶというわけです。

 まずは髙安-碧山。10日目まで1敗で後続に2差をつけ、初優勝に邁進していた髙安は、11日目に大関・正代に敗れたあと、13日目、14日目に連敗し、大失速していました。千秋楽の今日は意地を見せてほしいところでしたが、そうはならず。攻め込んだものの、最後は碧山のはたき込みに屈しました。解説の北の富士が「ガタガタだね」と言ったとおり、もう、髙安には覇気が感じられませんでしたね。髙安の初優勝を願っていたワタシとしては、ガックリです。

 貴景勝照ノ富士はその2番後。テレビで見ていて、流れはもう完全に照ノ富士でした。こりゃ貴景勝は勝てそうにないな、と思いました。結果は照ノ富士の圧勝。貴景勝を土俵下まで押し出しました。これで去年七月場所以来、3度目の優勝です。協会としても、11勝4敗の優勝より12勝3敗のほうがいいでしょうから、照ノ富士の優勝でホッとしているんじゃないですかね。

 照ノ富士は去年十一月場所が東小結で13勝2敗、今年一月場所が東関脇で11勝4敗、そして今場所が12勝3敗で、3場所通算36勝9敗。大関昇進目安の「三役で3場所通算33勝」を大きく上回りました。2017年に大関から陥落後、ケガと病気で一時は序二段まで番付を落としながら、再び大関に復帰するとは、見事のひと言です。

 ほかにも、今回の照ノ富士の優勝には特記事項が多々あります。

大関復帰を決めた場所での優勝は初めて

◆関脇での優勝は去年九月場所の正代以来、29回目

◆通算3度目の優勝は現役では横綱白鵬の44回に次ぐ2位

◆関脇以下で3度目の優勝は初めて(照ノ富士大関での優勝はまだなし)

 鶴竜が引退し、現在の横綱白鵬ひとり。白鵬の現役生活もそう長くないでしょう。ワタシは横綱空白期間は望みません。早いとこ、次の横綱が誕生してほしい。五月場所は大関陣が優勝して、七月場所に綱とり――。現時点では照ノ富士がその候補一番手と言わざるをえませんね。

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午後5時59分。NHKの大相撲中継、放送終了直前の映像です。照ノ富士、いい表情してますね。