散髪は年1回。

雑記です。

大相撲五月場所千秋楽、今度こそ巴戦に!

 今月6日に横浜市のアパートから逃げ出していたアミメニシキヘビ(体長約3.5メートル、体重約13キロ)がようやく見つかりました。前日に警察の捜索が打ち切りになり、もう発見は難しいと思われた翌日の今日5月22日。未捜索だった飼い主のアパート全域の屋根裏を捜索したところ、午後4時48分に屋根の骨組みに巻き付いているところを発見され、その後、無事に捕獲されたようです。

 ワタシは動物の捕食動画を見るのが好きで、ヘビの動画もしょっちゅう見ていました。今回逃げ出したアミメニシキヘビが、なにか動物を捕食しているときに見つかったらなかなかのシーンだな、と思っていましたが、そうはなりませんでした。灯台下暗し。なぜ最初に捜さなかったんですかね。まさかこんな近くにいるわけがない、と決めつけていたんでしょうか。ま、なにはともあれ、見つかってよかったです。ヘビ嫌いの人を含めて、周辺に住む方々は気が気じゃなかったでしょうから。

 さて。大相撲五月場所は14日目です。前日まで1敗の大関照ノ富士は、3敗の西前頭8枚目・遠藤と対戦。勝てば2場所連続4回目の優勝が決まります。ワタシは前日、遠藤の力を買っておらず、照ノ富士があっさり優勝を決める可能性が高い、と書きました。が、ワタシの目は節穴でした。

 立ち合い、遠藤は照ノ富士の懐に入り、もろ差しになると前へ出て、終始攻め続けます。最後は土俵際で投げの打ち合いとなり、遠藤は右下手を深く差しながら右足を照ノ富士の左足に引っ掛けて、下手投げ。軍配は照ノ富士に上がりましたが、物言いがつきます。約3分30秒に及ぶ協議の結果、先に照ノ富士の肘が落ちており、行司軍配差し違いで遠藤が勝ちとなりました。

 スローVTRは遠藤の勝ちを物語っていましたね。見事な相撲でした。遠藤は前日の貴景勝戦に続く大関撃破。照ノ富士の今日の優勝を阻止し、自身も3敗をキープして初優勝の可能性を残しました。これも前日、ワタシは照ノ富士-正代の大関戦を組まないことが腑に落ちない、と書きましたが、番付上は本来当たらない遠藤を照ノ富士にぶつけた相撲協会の判断は間違っていなかった、と言えます。

 結びではもうひとりの3敗、大関貴景勝が正代と対戦。目の前で照ノ富士が敗れて2敗となったため、貴景勝は勝てば自力優勝が復活し、負ければ優勝がなくなる一番です。結果は貴景勝の完勝。立ち合い、やや押し込まれましたが左に動いて正代を突き落としました。

 千秋楽は結びで照ノ富士貴景勝が対戦します。照ノ富士が勝てば優勝が決まり、貴景勝が勝てば3敗で並んで優勝決定戦に突入。さらに、結び前の一番で遠藤が正代に勝っていれば、3人が3敗で並び、巴戦で優勝を決めることになります。

 今年の三月場所、去年の九月場所と七月場所、展開によっては巴戦になる可能性がありましたが、いずれも実現しませんでした。果たして今回、幕内では1994(平成6)年三月場所(曙、貴ノ浪貴闘力の3人で曙が優勝)以来、26年ぶり7度目(ほかに5人による決定戦が1度あり)の巴戦となるでしょうか。過去、正代-遠藤は正代の7勝3敗で直近は正代が3連勝中、照ノ富士貴景勝は2勝2敗で照ノ富士が2連勝中。ただ、去年十一月場所の優勝決定戦では貴景勝が勝っています。

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テレビ画面から撮影した、勝ち名乗りを受ける遠藤です。してやったりの表情をしています。右に見える懸賞金の数もすごいですね。聞くところによると、遠藤は同部屋の大翔龍が今場所で引退するため、心に期するところがあるようです。ひょっとするとひょっとするかも。期待しましょう!