散髪は年1回。

雑記です。

大谷翔平、HRダービー第1ラウンド敗退もよし。

 MLBオールスターゲーム前日の恒例のイベント、ホームランダービーが現地時間7月12日(日本時間13日)に行われ、エンゼルス大谷翔平は第1ラウンドで敗れました。

 今年は大谷が出場するとあって、NHKが地上波の総合テレビで午前9時5分から生中継するという気合いの入れよう。ワタシは自宅でゆっくりとテレビ観戦といきたいところですが、仕事があるのでそうはいきません。第1ラウンドのトップバッター、トレイ・マンシーニオリオールズ)が打ち終えたのを見て家を出ました。職場に到着、汗が引っ込まぬうちにテレビの前へ。大谷は第1シードで登場は最後だったので余裕で間に合いました。

 大谷の相手はナショナルズの22歳、フアン・ソト。ボーナスタイムを含めて22本打ちました。いよいよ大谷の出番です。最初はなかなか打球が上がらず、苦戦します。それでも、なんとか規定の3分+ボーナスタイムで22本打ってソトと並び、延長戦へ。ここでも両者は1分間で6本ずつ打ち合い、さらに3スイング中の本数で決着をつけるサドンデスの延長戦へ突入します。

 結果、ソトが時間を空けて3スイングすべてスタンドに叩きこんだのに対し、大谷は最初のスイングで打ち損ね、ジ・エンド。敗退が決まりました。もう、大谷はヘロヘロに疲れていましたね。見ていて気の毒になるぐらい。でもまあ、大谷は翌日のオールスターゲーム本番に1番・DHでスタメン出場するだけでなく、特別ルール(!)でアメリカン・リーグの先発投手としてマウンドに上がることになっています。ホームランダービーを勝ち上がって、さらに体力を消耗させるよりも、第1ラウンド敗退でよかった、と思ってしまうのは後ろ向きな見方でしょうか。

 なお、ホームランダービーは第1ラウンドで上位シード選手がすべて姿を消す波乱の展開となりました。現行方式となった2015年以降の5回(去年は開催されず)で、第1シードは一度も優勝がなく、決勝進出もゼロ。前回まで3大会連続初戦ラウンド敗退中で、大谷もそのジンクスを打ち破ることができませんでした。

f:id:baribon25:20210714032030j:plain

大谷をはじめ、出場選手全員が背番号「44」をつけていたのは、MLB歴代2位の通算755本塁打を放ち、今年1月に86歳で亡くなったハンク・アーロンに敬意を示すためです。そして今回、最終的にホームランダービーを制したのは、本番のオールスターには選ばれていない、メッツのピート・アロンソでした。前回(2019年)に続くホームランダービー連覇となります。連覇達成は、1998、1999年のケン・グリフィーJr.マリナーズ)、2013、2014年のヨエニス・セスペデス(アスレチックス)以来、史上3人目の快挙。テレビで見ていて、アロンゾのバッティングにはリズムを感じましたね。ホームランはこうやって打つんだよ、とでもいうように、ゆったりとしたフォームからガンガンスタンドに入れていました。アロンソは大谷と同じ1994年生まれ。大谷と対決する日はがいつかくるでしょうか。画像はMLB公式サイトからです。