散髪は年1回。

雑記です。

御嶽海Vで一月場所のジンクスに終止符。

 大相撲一月場所は今日(1/23)が千秋楽。ワタシの願いは届きませんでした。優勝の可能性を残していたのは、2敗の東関脇・御嶽海と、3敗の横綱照ノ富士、西前頭6枚目・阿炎、東前頭14枚目・琴ノ若の4人。今日は阿炎と琴ノ若照ノ富士と御嶽海が直接対決が組まれていました。

 結びの一番で照ノ富士が勝てば、照ノ富士、御嶽海、そして琴ノ若-阿炎の勝者が3敗で並び、3人による優勝決定巴戦となります。ワタシはそれを願っていました。さらに、一月場所は2016年以降6年連続で初優勝力士が誕生しており、今年も継続へ向け、まだ優勝経験のない阿炎か琴ノ若に勝ってほしいと思っていました。そうなることを信じて、ワタシは自宅でテレビの前へ陣取ります。

 琴ノ若-阿炎は激しい相撲となりました。両者一歩も引かず、勝敗はどちらに転んでもおかしくなかったですね。勝ったのは阿炎。引き落としでサバイバル戦を制し、巴戦に望みをつなぎます。この時点で、ワタシは阿炎の初優勝を確信していました。

 あとは照ノ富士が御嶽海を下せば、幕内28年ぶりの巴戦です。巴戦は、続けて2勝した力士が優勝となります。照ノ富士は30歳、御嶽海は29歳、阿炎は27歳(大谷・羽生世代!)とあって、若さで勝る阿炎が有利に動くはず。巴戦になれば、一月場所の初優勝力士誕生は7年に延びるのは確実です。

 しかし、御嶽海は7連敗中だった横綱相手に、見事な相撲を見せました。立ち合い、鋭く踏み込むと、強烈なおっつけからもろ差し。揺さぶりながら出て、照ノ富士を寄り切りました。御嶽海には申しわけないのですが、ワタシは力が抜けましたね。

 これで初優勝力士誕生が続いた一月場所のジンクスに、終止符が打たれることになりました。データ&記録好きとしては残念でなりません。その一方、御嶽海は、2019年九月場所以来、自身3度目の優勝。最近3場所合計33勝となり、大関昇進を確実にしたようです。現大関貴景勝・正代が不甲斐ないだけに、御嶽海には期待しましょう。

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御嶽海は3回目の優勝で大関昇進を決めました。過去、複数回優勝して大関に昇進できなかったのは、ワタシの記憶では1990年代に活躍した琴錦(優勝2回)だけです。ほかにいたのか、今度じっくり調べてみます。画像は大相撲中継が終わる瞬間、賜盃を手にして一礼する御嶽海です。