日本時間の今日４月８日、2022年メジャーリーグが開幕しました。レギュラーシーズンは、10月上旬まで約半年間にわたって繰り広げられます。最後の最後まで楽しませてほしいですね。
昨季アメリカン・リーグＭＶＰに輝いたエンゼルス・大谷翔平は「１番・投手」でアストロズ戦に先発出場。開幕投手を務めるのはメジャー５年目で初、開幕投手が１番打者を務めるのも1901年の２リーグ制以降で初となります。それにしても「１番・投手」、いい響きですねえ。ワタシは「４番・投手」よりもこっちのほうがワクワクします。
この試合はＮＨＫ総合が生中継しました。地上波でやるとは、気合いが入ってましたね。ワタシは職場で合間合間にテレビ観戦。１回表、大谷が投じた今シーズン初球は時速160キロを超え、とてつもないことをやってのけそうな予感が漂います。が、投手・大谷は５回途中４安打１失点、９奪三振で降板し、負け投手に。投球数は80球でした。そして打者・大谷は降板後も新ルールを活用して１番・ＤＨでフル出場。４打数無安打に終わりました。投打の結果は次のとおりです。
⚾投手・大谷・
［１回］見三振 左安打 遊ゴロ 四球 一飛
［２回］二ゴロ 空三振 空三振
［３回］見三振 空三振 右二塁打 左安打 左飛
［４回］見三振 空三振 空三振
［５回］左二塁打 遊ゴロ 空三振
⚾打者・大谷
［第１打席］１回裏先頭打者 遊ゴロ
［第２打席］３回裏２死走者なし 見三振
［第３打席］６回裏２死走者なし 遊飛
［第４打席］８回裏２死三塁 右飛
１失点で負け投手とはしんどいですね。やはり大谷が自分でガンガン打たないと、エンゼルスは今季も苦しい戦いを強いられるかもしれません。ま、まだ１試合が終わっただけなので、こんな予想は外れてほしいと思います。
また、パドレス・ダルビッシュ有は、２年連続３度目の開幕投手としてダイヤモンドバックス戦に先発。快投を見せます。６回まで４与四球もヒットを許さず、92球で降板。チームは２－０とリードしていましたが、９回裏にサヨナラ負けを喫し、ダルビッシュの初勝利はなりませんでした。今日のピッチングです。
［１回］一邪飛 空三振 四球 右飛
［２回］遊ゴロ 左飛 空三振
［３回］遊ゴロ 四球 中飛 二ゴロ
［４回］左飛 中飛 四球 遊ゴロ
［５回］左飛 中飛 一ゴロ
［６回］一ゴロ 空三振 四球 二飛
ダルビッシュは昨季、前半戦は絶好調でしたが、後半戦に調子を落としました。今季はシーズンをとおしてやってくれるでしょう。なお、ナショナル・リーグの投手が開幕戦で６回以上を投げ、ノーヒットに抑えたのはこちらも1901年以降初のようです。
日本人野手にもふれておきます。広島から今季、カブス入りした鈴木誠也は、本拠地リグレー・フィールドでのブルワーズ戦に「６番・ライト」で先発出場しました。結果は次のとおり。
［第１打席］２回裏１死二塁 四球
［第２打席］５回裏先頭打者 左安打
［第３打席］６回裏２死走者なし 四球
［第４打席］８回裏先頭打者 見三振
第２打席にメジャー初安打を放ち、２打数１安打１得点、２四球１三振。チームは５－４で勝利しました。日本人野手（捕手を含む）のメジャーデビューは18人目で、右打ちの外野手は新庄剛志、田口壮に次ぐ３人目。デビュー戦で出塁（敵失は含まず）を３度以上マークしたのは、2004年松井稼頭央（５度）、2008年福留孝介（４度）に次ぎ、こちらも３人目となります。
記録＆データ好きとしては、第１打席の四球と第２打席のメジャー初安打が特筆されます。ブルワーズの先発、コービン・バーンズは昨季のサイ・ヤング賞右腕で、昨季は開幕から58奪三振無四球のメジャー新記録をマークし、さらに８月にはメジャータイ記録の10者連続奪三振を達成しました。そんな剛腕から四球を選び、安打を放った鈴木には、今後も大いに期待してよさそうです。
もうひとり、パイレーツ・筒香嘉智は敵地のカージナルス戦に「４番・一塁」で先発出場。筒香はチームが６安打で０－９と完封負けする中、唯一マルチ安打を放ちました。
［第１打席］２回表先頭打者 中飛
［第２打席］４回表１死一塁 中安打
［第３打席］７回表先頭打者 左安打
日本人選手が開幕戦で４番を打つのは、2010年の松井秀喜（当時エンゼルス）以来。筒香にはぜひ、長距離砲の本領を発揮してもらいましょう。
……ここまで書くのに途中、何度かウトウトしてしまい、えらく時間がかかってしまいました。時刻はあと少しで早朝５時。さっさと寝ます。おやすみなさい。
